第575回 甲子園ベストナインを発表!編集部が選ぶ9人は?2017年08月23日

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写真提供(一部):共同通信社

 第99回全国高等学校野球選手権大会は、花咲徳栄の優勝で幕が閉じた。今年の甲子園のベストナインを高校野球ドットコム編集部が独断で選出!2017年夏の甲子園ベストナインは?

投手 清水 達也花咲徳栄
捕手 中村 奨成広陵
一塁手 安原 健人天理
二塁手 小玉 佳吾東海大菅生
三塁手 亀岡 京平済美
遊撃手 田中 幹也東海大菅生
左翼手 浜田 太貴明豊
中堅手 植田 拓盛岡大附
右翼手 神野 太樹天理

 これまでベストナインの投手部門というと、先発投手を選びがちだが、今年は初めて、花咲徳栄のリリーフエースとして甲子園優勝投手となった清水 達也を選出した。甲子園6試合すべて登板し、防御率1.37と抜群の安定感を示した。清水は常時140キロ後半のストレートは威力があり、それに加えて130キロ台のスライダー、130キロ台のフォーク、カーブと変化球各種の精度も高いので、試合状況によっては、変化球中心の組み立てでも抑えられる技巧派の一面を見せてくれた。ちなみに、左腕部門なら川端 健斗秀岳館)だ。140キロ中盤の速球、スライダー、カーブ、チェンジアップを両サイドに投げ分け、横浜戦、広陵戦と好投を見せた。今大会登場した左腕の中でも指折りの完成度を持った左腕としてピックアップしたい。

 捕手は、中村 奨成広陵)。大会新記録となる6本塁打、17打点、42塁打を達成。そして決勝戦でも3安打を放ち、大会タイ記録となる19安打を放ってくれた。広陵が対戦した投手は、いずれも140キロを超える投手ばかりだった。名だたる好投手たちにこれほどの成績を残したことは長く語り継がれることだろう。そして驚異の強肩と打球処理の速さで観客を沸かせた。今大会のMVPといっていいだろう。

 一塁手は、安原 健人天理)は大会記録に並ぶ大会通算60号本塁打を放ち、歴史に名を残した。打率4割を残しているように、コンタクト力が高い右のスラッガーで、ストレート系だけではなく、スライダー系の対応力も高い。もともとパワー溢れる選手だったが、甲子園の舞台で大きく成長した選手として選出した。

 二塁手は小玉 佳吾東海大菅生)。3回戦、準々決勝で本塁打を放ち、さらに大会通算打率.529と高打率。二塁守備も、180センチを超える長身ながら、キレのある動きは躍動感に溢れ、間違いなく、大会ナンバーワンセカンドといっていい選手だった。

 三塁手は亀岡 京平済美)。今大会3本塁打放ち、右中間、左中間へ打ち込み、打ち込んだパワーと技術は素晴らしく、さらに、三塁守備も軽快で、ハイレベルな選手だった。

 遊撃手は田中 幹也東海大菅生)。大会通算打率.500と巧打力を発揮し、166センチ61キロだが、それを補う身体能力の高さで抜群の守備を見せてきた。特に三遊間の深い位置に追いつくだけではなく、ダイレクトスローできる肩の強さもあり、守備範囲の広さに普通のレフトフライも捕ってしまうなど、守備面でこれ以上ないほどファンを楽しませた選手だった。そして盗塁技術、走塁技術も優れ、特に花咲徳栄戦では捕手が少し後ろに逸らしたのを見逃さず生還したりするなど、周囲の予想を超える走塁を見せ、東海大菅生のベスト4入りに貢献した。

 レフトは浜田 太貴明豊)。浜田は今大会打率6割、2ホーマーと数字面も素晴らしいが、印象に残ったが、打球の速さ、スイングの鋭さ、技術力の高さだ。打席の立ち居振る舞いを見ても堂々としており、3年生打者を入れても、トップレベルの強打者だといえる。レフト守備も及第点で、将来性の高さを評価して選出した。

 センターは植田 拓盛岡大附)。準々決勝で9回、延長10回に二打席連続弾を放ったホームランは圧巻だった。俊足、守備範囲の広い外野守備も光り、今大会は多くのセンターが活躍が光ったが、活躍のインパクトの大きさを考えて植田を選出した。

 ライト・神野 太樹天理)。神野は初戦の大垣日大戦で二打席連続本塁打。さらに、広陵戦では一時、同点となる適時二塁打を打ったり、4番打者として勝負強い活躍を見せた。ライト守備では球際の強い守備を見せるなど、攻守両面で活躍を見せて、ベスト4入りに貢献した。

 今年は全ポジションに多くの逸材が集まり、悩みながら選出した。それだけ今年は選手のレベルが高かった。来年は第100回大会。ぜひ今年を上回るパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。


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河嶋宗一
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