第570回 いよいよ準々決勝!大本命が敗れた今、優勝はどこにもチャンスがある!2017年08月20日

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大阪桐蔭に逆転サヨナラ勝ちを決めた仙台育英は今度こそ優勝なるか?※写真提供:共同通信社

 第99回全国高等学校野球選手権大会12日目。ついに準々決勝を迎える。今年は大本命と呼ばれた大阪桐蔭秀岳館が準々決勝を前に敗退する結果となり、どの学校にもチャンスが生まれた。ちなみに全国制覇経験があるのは天理のみ。そのほかの7校は初優勝の可能性を持っている。そんな準々決勝4試合の見どころを紹介したい。

三本松vs東海大菅生
三本松は公立校唯一のベスト8。佐藤 圭悟-渡辺 裕貴を中心としたバッテリーはクレバーで、相手の分析が長けたチーム。接戦を演じるには、やはり佐藤のピッチングと渡辺のリードが重要となる。東海大菅生田中 幹也片山 昂星の2年生コンビを含め、コンタクト能力が高い打者が揃うだけに、東海大菅生打線を惑わせるピッチングを期待したい。逆に東海大菅生は、三本松バッテリーの誘いにならず、自分の狙い球が来るまでじっくりと見極め、甘い球を見逃さず、打ち返していきたいところ。

 東海大菅生は、エースの松本 健吾が中5日で登板できる。このアドバンテージは非常に大きい。松本は三本松の粘り打ちに耐えて、ゲームメイクができるか。

 東海大菅生が持ち前の強打を発揮するのか、それとも三本松が予想を覆す戦いを見せるのか?まずは試合序盤の試合運びに注目だ。

天理vs明豊
天理は技巧派サイドの碓井翔太を中心として守りは堅実で得点圏に走者を背負っても、守り抜く粘り強さがある。守備を見ても2年生ショート・太田 椋を中心とした守りは鉄壁だ。4番神野 太樹も勝負強く、コンタクト能力も高いスラッガー。太田、神野を前に走者をためて着実に点を重ねたい。

 明豊は最少失点でしのいで逃げ切るパターンは難しい。そうなると打撃戦にもっていきたい。鍵を握るのは巧打の1番三村 鷹人、勝負所で燃える浜田 太貴、4番に座る杉園 大樹の3人。この3人が機能すると前後の打者も相乗効果で打ち出すだけに3人の出塁に注目だ。

広陵vs仙台育英
広陵秀岳館仙台育英大阪桐蔭と今大会の優勝候補を破っているように非常に勢いに乗っている。広陵はエース・平元 銀次郎がまだこころもとないが、2番手左腕・山本 雅也の安定感が絶大。3回戦ではリリーフで無安打ピッチングを見せるなど、広島広陵のキーマンだろう。そして今大会4本塁打の中村 奨成。打率7割を超え、勝負を避けられることも予想される。勝負せざを得ない状況にするために4番加川 大樹(3年)の打撃に注目をしていきたい。

 仙台育英はエース・長谷川 拓帆の疲労が気がかりで、センター・佐川 光明の登板も予想される。打線は西巻 賢二などを中心にミート力が高い選手が揃うが、広陵の平元、山本の直球の勢い、変化球の切れ味が本調子だと点を望むのは難しそう。あくまで仙台育英の投手陣の出来次第だが、ロースコアの試合展開が期待できそうだ。

盛岡大附vs花咲徳栄
盛岡大附は主砲・植田 拓が状態を高まり、わんこそば打線を本領発揮しつつある。投手陣は右腕・平松 竜也、左腕・三浦 瑞樹が荒削りで、制球に不安があるが、その分、気持ちの強さで各校の打者を抑えてきた。しかし対する花咲徳栄は、これまで140キロ台を投げる投手を攻略して勝ち上がってきただけに、盛岡大附は多少の失点は覚悟の上で臨むことになるだろう。盛岡大附にとっては、綱脇 慧清水 達也の失投を逃さず攻略できるか。総合力を考えると、花咲徳栄が優勢だが、盛岡大附が周囲の予想を超える打撃を見せた時、思わぬ大差となっているかもしれない。最後の最後まで息が抜けない試合展開が待ち受けていることだろう。

(文・構成:河嶋 宗一

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明豊 【高校別データ】
盛岡大附 【高校別データ】
コメント (1)
イケイケ徳栄2017.08.20 為五郎
うはゃ!ヽ(^o^)丿

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
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