第557回 清宮、安田がいなくても今年の高校生野手はハイレベル!甲子園を盛り上げる逸材を一挙紹介!2017年08月05日

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【目次】
[1]清宮、安田がいなくてもスラッガーがズラリ
[2]U-18代表入りへ向けてアピールしたい逸材たち


増田珠(横浜)は大会の主役に相応しい活躍を見せることができるのか?

 今年の高校生野手は、清宮 幸太郎早稲田実業)、増田 珠横浜)、安田 尚憲履正社)の3人が目玉だ。しかし清宮、安田が敗れてしまったとはいえ、今年は全体的に野手のレベルの高さが例年以上。野手豊作ドラフトとなった2015年よりもハイレベルといえる。そんな今年の野手の逸材たちを紹介していきたい。

清宮、安田がいなくてもスラッガーがズラリ

 高校生ナンバーワン野手は増田 珠横浜)だろう。神奈川大会では個人タイ記録となる5本塁打、打率6割、11打点と圧巻の打撃成績。増田は欠点がなく、好投手相手にも粘りながら自分の狙い球を逃さず安打、本塁打にしてしまう技術は素晴らしいものを持っている。守備力を見ても、一歩目の反応、次のプレーに対しての準備など意識も高く、今年の高校生ナンバーワン野手として、秀岳館の川端 健斗田浦 文丸相手にどんなバッティングを見せることができるのか?

 昨夏甲子園でも活躍を見せた西川 愛也花咲徳栄)は、高校生を代表する左の強打者。昨年はアベレージヒッターの色彩が強かったが、だいぶ長打力がついてきた。埼玉大会では打率.500、4本塁打、18打点と圧巻の成績を残した。高いミート力、技術力の高さで、本塁打量産と、プロスカウト好みの逸材だ。そしてプロのスカウトから評価が高いのは、広陵中村 奨成。広島大会では2本塁打。スイング軌道を見ると、後ろ小さく、前に大きいスイング軌道ができる選手で、その打撃フォームはまさに、スラッガーそのもの。そして1.8秒台の強肩を誇る大型捕手だ。対戦相手は好投手揃いの中京大中京となった。

 中村に負けない魅力を持ったのが猪田 和希神戸国際大附)。兵庫大会では0打数9安打、4本塁打14打点、打率.450、出塁率.458と圧倒的な打撃成績を残した。右中間へ本塁打を打つ技術の高さ、パワー、スローイングタイム1.8秒台を計測する強肩とすべてにおいてレベルの高いパワー型捕手だ。今回の甲子園でさらに評価を高めていきたい。また高校通算60本塁打の植田拓は、4本塁打、打率.364、9打点と好成績をキープ。甲子園では、高い打撃技術、ヘッドスピードの速さを生かしたパンチ力溢れるバッティングを初戦の作新学院戦から発揮したい。高校通算56本塁打の鵜飼 航丞中京大中京)は、復調気味。初戦は広陵。U-18入りへ向けて勝負の試合となりそうだ。

 高校通算47本塁打のスラッガー・永井 敦士二松学舎大附)はこの夏、打率.333と伸び悩んだ。長打力だけではなく、50メートル5秒8と素材は鈴木 誠也に匹敵するといわれる選手で、素材は間違いなく本物。ただ東東京大会の打撃を見る限り、自分の打撃を見失っている感はある。それを見直すことができれば、本戦での活躍は期待できそうだ。

【次のページ】 :U-18代表入りへ向けてアピールしたい逸材たち

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  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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