第548回 西東京決勝!早稲田実業vs東海大菅生の勝負のポイントを徹底解説!2017年07月30日

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本日決勝戦!

 30日、西東京大会決勝を迎えた。2年ぶり出場を目指す早稲田実業と4年連続決勝進出した東海大菅生との一戦だ。決勝戦の見どころを紹介したい。

 勝てるチームは、大事な試合で底力を発揮できるチームだが、早稲田実業はまさにそれを体現したチームだ。高校通算107号の清宮 幸太郎野村 大樹というタレントがいて、それぞれの選手たちの能力の平均値も高いが、西東京でダントツでトップのチームかといえばどうだろうか。

 選手の能力値では早稲田実業に並ぶチームは多くあり、そして早稲田実業より上回るチームは西東京には存在する。それでも早稲田実業が勝てるのはここ一番の粘り強さ、試合運びの巧さに尽きるだろう。そして選手たちの精神力の強さが苦しい戦いをモノにしている。

 それを体現しているのがエース・雪山 幹太だ。ここまで全5試合に先発して、しっかりとゲームメイクしている。135キロ前後の速球、カーブ、スライダー、チェンジアップを巧みに投げ分ける右投手で、試合を重ねるごとに安定感が増している。和泉実監督はレギュラーになる選手は「調子の波が少なく、いつでも力を発揮できる選手」だという。それを発揮するには、精神力の強さが問われる。雪山はかなりの精神力の強さを持った選手。また安定感あるフォームで体への負担も少ない。野村のリードも冴えわたり、強打の東海大菅生打線に対しても最少失点が期待できそうだ。

 打線は清宮の前後を打つ2番、4番、5番の存在がとても重要だ。またチャンスメイクする8,9番が機能すれば、東海大菅生投手陣にプレッシャーをかけることができるはずだ。

 一方、東海大菅生。野球選手としての能力は西東京どころか東京でもナンバーワンのチームだといえる。ただ本塁打を打つ能力ではない。走塁、打撃、守備などすべてにおいての能力が高いのだ。東海大菅生の強みはなんといっても投手力。5人の投手陣がいるように、試合状況によって継投できる。まず先発を誰に投げさせるのか?日大三戦で好投を見せた松本 健吾か、それ以外の投手となるのか、注目が集まる。また清宮に対しては初球から凡打を打たせる配球ができるか?また清宮はローボールヒッター。低めをフルスイングさせるような配球は危険。高めのボールで打たせて取る配球ができれば、理想だろう。

 打線は、奥村 治小玉 佳吾松井 惇、3番・佐藤 弘教など強打者揃い。準決勝では4本塁打。ただ早稲田実業バッテリーの巧みな攻めからは長打を期待するのは難しそう。できることは1つ。雪山の攻めるボールをなくす攻めができるか。雪山がここまで好投できたのは、常に自分優位のピッチングができたことに尽きる。雪山が受け身に回った時点で東海大菅生はチャンス。ファール打ち、盗塁などいろいろなことからプレッシャーを与え続け、後半で突き放す攻撃ができれば理想ではないだろうか。

 お互い野球頭脳が高い選手が揃っており、試合序盤からレベルの高い駆け引きが期待したい。

(文・構成:河嶋 宗一

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東海大菅生 【高校別データ】
早稲田実業 【高校別データ】
コメント (2)
念願の甲子園おめでとう!2017.07.31 菅生ファン
4度目の正直をよく実現させてくれました。
皆さんの努力と、先輩方の背中と、応援団の心強い声援があってのことと思います。
菅生は投手力に注目する記事が多い中、打撃力だって全国に引けを取らないくらい高いんじゃないかな。
誰かが打てない時でも他が代わりに打ち、先制点で投手を助ける。
投手は確実に打者をねじ伏せ、捕手は盗塁を許さず、もし打たれても守備が刺す。全員でカバーし合える最高のチームです!
ぜひ甲子園を楽しんで来てください。
東海大菅生おめでとう♪2017.07.30 ゆず
東海大菅生の皆さんお疲れさまでした。
東海大菅生の本当の強さをみせてもらいました。

メディアヒーローの事ばかり。
でも大丈夫です。
私たちの中では菅生のみんながヒーローです。
チームに係わった全ての皆さんお疲れさまでした。
感動をありがとう♪
甲子園でも頑張って下さい♪

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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