西東京準々決勝2日目!八王子vs明大中野八王子、佼成学園vs日大二の見所をチェック!
櫻井陸朗(八王子)
26日、西東京大会準々決勝2日目。今回も2試合の見どころを紹介していきたい。
日大二vs佼成学園
ノーシードの日大二がベスト8まで勝ち進んだ。春は帝京相手に接戦を演じた日大二。大会序盤はミスもあり、不安を感じさせる試合運びだったが、勝ち進むごとに力強さが増している。投手陣は継投策で勝負。打線は正捕手・市川智輝を中心に長打力を持った選手が多く、控え選手も長打が打てる選手がおり、そこから一気に畳み込んで勝ち進んできた。 佼成学園はエース・中村陸人が未登板。準々決勝で登板はあるのか。だが、溝口真矢、磯野俊とともに135キロを投げられる投手がおり、さらにゲームメイクが長けた桐生昂汰がいる。総力戦になっても終盤まで戦える強みがある。打線は、真田和輝がキーマン。追い込まれた時に力を発揮する佼成学園はこの試合でも発揮することができるのか。
八王子vs明大中野八王子
昨夏と昨秋に実現した八王子ダービーがこの夏も実現。八王子はエース・米原大地、早乙女大輝が本調子ではなく、苦しい台所事情。その中で好投を見せてきたのが、村田将輝。今大会は安定した投球で、この危機を救ってきた。あとは米原、早乙女が復活を見せることができれば、チームはもっと勢いづくはず。打線は櫻井陸朗がキーマン。前後に2年生捕手の越村周、1年生の高橋優介、黒田将希がチームに勢いを与えている。創価との再試合を制し、その勢いを準々決勝につなげることができるのか。一方、明大中野八王子は後山 宗一郎が安定感十分な投球を見せ、駒大高を破り、勢いに乗っている。前回の八王子ダービーは明大中野八王子の守備が乱れ、コールド負け。ぜひ今回は最後まで手に汗握る熱戦を期待したい。
(文・構成:河嶋 宗一)