第512回 戦国千葉2017が幕開け!木更津総合、専大松戸、東海大市原望洋の三強を追う実力校たち2017年06月26日

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【目次】
[1]Aシード・検見川、千葉敬愛を追うノーシードの強豪校たち
[2]専大松戸は控え投手の向上がカギ
[3]全国クラスの実力を持つ木更津総合は勝負強さを身に付けたい

 7月11日から開幕する第99回千葉大会の組み合わせが決まった。シード校、ノーシードの学校の実力差が少なく、毎年拮抗した戦いを見せる千葉大会。すっかりと「戦国千葉」というフレーズは定着したが、今年もそのフレーズを何度も使いたくなるようなレベルが高い大会となった。そんな今年の千葉大会を展望していきたい。

Aシード・検見川、千葉敬愛を追うノーシードの強豪校たち

菅野雄太郎(千葉経大附)

 つなぎの野球、複数投手陣で勝ち上がった検見川。しかし初戦は関宿・流山と千葉商大付の勝者と苦しい組み合わせ。千葉商大付は、左腕・染谷 康友の成長がカギ。基本的に守り勝つチームだが、ここにきて打線が強化されるようになると楽しみな布陣となる。このブロックではノーシードで、千葉英和船橋芝山の対戦がいきなり実現。お互い打撃力が高く、激しい戦いが期待できそうだ。またCシードの千葉黎明は東京学館船橋東葉志学館など強豪がそろっている。

 Cシードの市立柏一宮商あずさ第一の勝者と対戦。3回戦で木更津総合に敗れ、投手陣の実力向上が課題となった市立柏。夏へ向けて投手陣の底上げを果たし、夏を戦っていきたい。同ブロックには上位打線に力がある昭和学院秀英敬愛学園。Bシードの成田は、千葉北千城台の勝者と対戦。切れのあるストレートを投げ込む小田 託未と小宮裕涼のバッテリーを中心に守り勝つチーム。夏へ向けて打線が強化されると面白い。

 Bシードの習志野犢橋大網の勝者と対戦。習志野は右のスラッガー・吉野 海都を軸にした打線は超強力。投手陣は石川 水都、関口諒など完成度の高い投手を多く揃え、守備力も高く、今年の千葉県の勢力図から考えれば頂点を狙えるチームである。だが、春は逆転負けを喫したように、終盤での戦い方が課題となっている。それを乗り越えることが頂点を狙うカギとなるだろう。同ブロックの注目は、拓大紅陵だ。今年の代は、まだ芳しい実績を残していない。だが、高校通算30本塁打のスラッガー・度会 基輝を中心とした破壊力ある打線と、守備を固め、頂点を目指す。

そして千葉商銚子商と県内を代表する商業高校同士の対決が実現。千葉商は昨秋から宮崎 友裕が投げてきた。この春は代表決定戦で敗れてしまったが、秋では春4強の検見川に対し、2対3と接戦を演じているチームでり、実力校である。対する銚子商も中学時代、U-15代表だった宮内 竜志が攻守の要。投手力、守備力を高め、夏に挑んでいきたい。

 このブロックのノーシードの学校は粒揃いで、千葉商銚子商の勝者は中央学院。昨秋以降、守備力強化、走塁強化に力を入れてきたが、この春は木更津総合に力負け。エースで主軸を打つ大谷 拓海に頼り過ぎないチーム作りを進めてきたが、やはり大谷が投打で成長を見せない限り、上位進出は難しい。最後の夏に想いをぶつける3年生と主力選手として自覚を見せた大谷がうまく融合して、戦いができれば、頂点を狙えるチームになるはずだ。また潜在能力が高い右腕・白山 直哉擁する横芝敬愛も、全学年の力を結集して、上位進出を果たしたい。さらにCシードの日体大柏袖ヶ浦小見川の勝者と対戦と、いきなり厳しいカードとなる。日体大柏は強打者のチョ ソハンの打棒が本領発揮になるか。

 Aシードの千葉敬愛は、エース右腕・新原 渉吾を中心に複数投手陣で勝ち抜くチーム。また打線も、上位下位と切れ目なく、一気につながれば大量点も期待できる。また試合運びがうまく、後半に強いのが特徴だ。Cシードの四街道市立銚子沼南の勝者と対戦する厳しいカードとなった。同ブロックで注目なのが、144キロ右腕・菅野 雄太郎擁する千葉経大附、好投手・吉崎 圭亮擁する千葉日大一。どちらも春は不本意な結果に終わっただけに浮上を狙う。

【次のページ】 専大松戸は控え投手の向上がカギ

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  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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