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【埼玉展望】明日抽選会!浦和学院、花咲徳栄など有力校を徹底分析!

2017.06.16

 今年の夏の静岡大会は、静岡を中心に東海大静岡翔洋藤枝明誠が続く形となりそうだ。この3校に挑む学校も紹介しながら、今夏の静岡大会を展望する。

大本命静岡に東海大静岡翔洋、藤枝明誠が続く

田中 怜央那(神村学園)

 秋季東海地区大会を制した静岡は、今春も県大会準優勝で東海大会進出を果たした。昨秋は3位での通過だったが、地力としては一番だった。選手個々のポテンシャルも高い。エースの左腕池谷 蒼大に関しては、センバツでは立ち上がりに大阪桐蔭に6点を奪われるということもあったが、力はある。また、竹内 奎人も今春に経験を積んで自信を得てきている。夏へ向けて、確実に層は厚くなっている。チーム全体として、どこまで成長しているのかというところにも期待が高まっている。攻撃力は相変わらず高いし、やはり今季も静岡が中心となっていくことは間違いない。

 「打倒静高」の旗頭としては強力打線を看板としている東海大静岡翔洋ということになりそうだ。春季大会は決勝で静岡を下して、昨秋の3位決定戦の雪辱を果たしたことでも、自信を得たであろう。左腕飯澤 万里や主将の森 千明など東京・神奈川出身の選手も多く、覚悟のある分だけ精神力も強い。元巨人の原俊介監督の采配も見ものである。

 チームとしての期待が高いのは藤枝明誠だ。光岡孝監督が、じっくりとチームを作り上げてきたという印象である。派手さはなくても、地に足の着いたしっかりとした野球ができるので、安定感はありそうだ。春季大会も3位となり、安定した力を示している。
昨夏の代表校常葉大菊川は森下和幸監督が夏以降に御殿場西へ異動。新たなチーム作りとなっている。また、大型投手の鈴木 楓を擁する常葉大橘も注目される。常葉大グループにはいずれも、新チームから指揮官交代の動きがあったが、県大会に進出を果たしたのはさすがである。

[page_break:磐田東、清水桜が丘、駿河総合にも注目]

磐田東、清水桜が丘、駿河総合にも注目

石川 槙貴(鹿児島城西)

 この春。ベスト4に進出した磐田東も見逃せない存在だろう。昨秋も県ベスト8に進出しており、安定した力はあると言える。

 県大会で常葉大菊川に打ち勝った清水桜が丘も注目だ。かつての清水市商が新校名となったのだが、新校名のアピールのためにも上位進出したいところである。

 秋季県大会では準決勝で静岡と対戦して、打たれながらも要所を凌いで完封勝ちしている小柄な左腕河合 竜誠を擁する聖隷クリストファーも面白い。静岡打線がじれてしまったという印象でもあったが、そんなトリッキーな投球は見ごたえがありそう。ただ、打線に決定力がなく、今春は県大会を逃したように、打てない不安感もある。

 駿河総合は昨夏こそ初戦敗退したが、近年比較的安定して上位に食い込んでいる。東部勢では、富士市立や飛竜なども、関東遠征を重ねて実力を磨いている。飛龍比屋根 彰人投手にも注目が集まっている。知徳も虎視眈々と狙っている。
選手個々としては、進学校の沼津東佐竹 陽希日大三島の左腕海野 陽日掛川西の4番を打つ松本 拓巳も評価が高い。

(文・手束 仁


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今年も全国各校の熱い想いを紹介!「僕らの熱い夏2017」

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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