第496回 香川県高校野球復権の担い手たちが清宮 幸太郎率いる早稲田実に挑む!2017年06月15日

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【目次】
[1]四国屈指の強打者に好右腕etcが早稲田実に立ち向かう
[2]抜け道は2方向のみ。ご来場はお早めに!

 2010年に島袋 洋奨(中央大~福岡ソフトバンクホークス)がエースだった興南(沖縄)を招待しスタートした「香川県高等学校野球連盟招待試合」。それから数えて8回目となる今大会は、ここまで高校通算101号を積み上げている清宮 幸太郎(3年主将・一塁手)率いる早稲田大学系属早稲田実業学校高等部(西東京)をはじめて招き、香川県大会春季大会ベスト4の三本松英明丸亀城西坂出が6月17(土)・18日(日)の両日、香川県高松市にあるレクザムスタジアムで対戦する。

 はたしてこの4試合で清宮選手は山本 大貴神港学園<兵庫>~JR西日本)が2013~2015年にマークした高校通算「107号」を超えることができるのか?そこで今回はこの注目の招待試合のみどころや、交通アクセスなどを紹介していきたい。

四国屈指の強打者に好右腕etcが早稲田実に立ち向かう



佐藤 圭悟(三本松)

 今年の「香川県高野連招待試合」。まずは試合日程をチェックしてみよう。
6月17日(土)
10:00 早稲田実業vs英明(春季香川県大会準優勝)
13:00 早稲田実業vs坂出(春季香川県大会4位)
*入場券販売開始 08:00 入場料:大人500円 高校生以下200円 小学生以下・身障者(障害者手帳持参)無料

 6月18日(日)
09:00 早稲田実業vs三本松(春季香川県大会優勝)
12:00 早稲田実業vs丸亀城西(春季香川県大会3位)
*入場券販売開始 07:00 入場料:大人500円 高校生以下200円 小学生以下・身障者(障害者手帳持参)無料

 6月17日(土)の最注目は第1試合。4番・投手には高校通算29本塁打の藤井 拓海(3年・右投右打・182センチ88キロ・高松市立太田中出身)が座り、5番にも高校通算20本塁打に迫る千原 凌平(2年・右投右打・170センチ82キロ・京都木津川リトルシニア<京都>出身)が控える。その前後にも長打を放てる選手がそろい、打撃戦は必至であろう。中でも千原は早稲田実業の5番・野村 大樹(2年・大阪福島リトルシニア<大阪>出身)と中学時代に数多く対戦しており「絶対に負けたくない」と激しい闘志を燃やしている。

 第2試合も実に早稲田実業にとっては侮れない戦いだ。坂出は昨秋県大会では昨夏甲子園出場の尽誠学園を破るなど秋春連続で県ベスト4に入っている。相手打者のタイミングを外す作業が上手い右腕・西山 諒祐(3年・175センチ71キロ・右投右打・まんのう町立満濃中出身)、法兼 圭佑(3年・捕手・右投右打・175センチ65キロ・善通寺市立西中出身)の配球が決まれば、清宮 幸太郎といえども簡単にスタンドインはできないだろう。

 6月18日(日)は第1試合に登場する春の県王者・三本松の最速141キロ右腕・佐藤 圭悟(3年・右投左打・174センチ66キロ・東かがわリトルシニア出身)と早稲田実業打線との対決がみものだ。

 冬場から清宮との対決をイメージし、七色の変化球習得にも意欲的に取り組んできた佐藤にとって、この一戦は待ち望んだ大舞台。県大会決勝4打点、四国大会も9打数3安打の浦上 純也(3年・中堅手・右投右打・174センチ70キロ・東かがわ市立白鳥中出身)をはじめ、下位にも巧打者がそろう打線とも協力し、23年ぶりの夏甲子園出場へ弾みを付ける勝利を手にしたい。

 

 4校のトリで登場する丸亀城西のカギを握るのは主将・4番・捕手の清水 啓右(3年・右投右打・177センチ70キロ・多度津町立多度津中出身)。130キロ中盤ながら体重が乗った強いストレートを投ずる2年生右腕・大前 輝明(右投右打・177センチ90キロ・丸亀市立西中出身)などの特長を最大限引き出すことができれば、勝利の可能性は高まる。

 2年生以上は昨年、高松商の全国に通じる破壊的打棒を何らかの形で体感している。彼らがその原体験を元に、早稲田実業打線に「立ち向かう」意識を持てば、清宮 幸太郎を本塁打を期待する大観衆に、新たな高校野球の魅力を提供できるはずだ。

【次のページ】  抜け道は2方向のみ。ご来場はお早めに!

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英明 【高校別データ】
坂出 【高校別データ】
坂出商 【高校別データ】
三本松 【高校別データ】
丸亀城西 【高校別データ】
早稲田実業 【高校別データ】

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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