第489回 明日神奈川大会抽選会!横浜、東海大相模など有力校の戦力分析!2017年06月09日

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【目次】
[1]横浜、東海大相模の二強が一気に成長
[2]慶應義塾も春季大会後から成長

[3]タレント揃いの横浜隼人、プロ注目右腕がいる三浦学苑も注目

 6月10日、最激戦区・神奈川県の第99回神奈川大会の組み合わせ抽選会が開催される。今年の神奈川県の状況を振り返っていきたい。

横浜、東海大相模の二強が一気に成長

 昨秋は投打ともにバランスが取れた慶應義塾が優勝したが、この春は実力あるけど、荒削りな面があった横浜東海大相模が力を伸ばした。やはりこの夏も二校を中心に回っていくに違いない。

 関東大会準優勝の東海大相模は、昨秋4回戦で桐光学園に敗れ、その悔しさをばねにこの冬は猛練習を積んできた。一冬で勝負強く、さらに総合力を兼ね備えたチームとなり、甲子園を狙える布陣となっている。

 まず投手陣では独特のオーバーハンドから繰り出す140キロ右腕・秋田 稜吾、2年生右腕の斎藤 礼二は、下半身主導のフォームから繰り出す130キロ後半のストレートと多彩な変化球を織り交ぜて勝負。その姿は2000年選抜優勝時のエース・筑川力也を思い出す投手だ。さらには右サイドから伸び上がる直球を武器にする大和田 聖人、左サイドハンドから常時140キロ台のストレートを投げ込む安里 海と県内トップクラスの布陣だ。ここに秘密兵器と呼べる投手が加わるのか?

一方、打線では小松 勇輝山田 拓也の1,2番コンビ、関東大会までで高校通算22本塁打を放った2年生4番の森下 翔太、門馬監督の息子・門馬 大は強打のサード。この4人が中心となって破壊力抜群の打線を形成。課題は僅差での打撃、守備、走塁。関東大会ではここ一番での制球ミスや守備ミスがまだ見られる。攻守ともに隙のない試合運びができれば、2年ぶりの甲子園も見えていきそうだ。

 昨秋、今春共に準優勝の横浜は、同じ準優勝でも中身が違う。昨秋は長打力ある選手は揃っていたが、守備面で課題が多く、新チームらしいチームだったが、この冬はバント処理、カバーリングなどを徹底して鍛えてきた。その結果、この春は守備面の精度が増し、特にライトの万波 中正が著しく成長を見せた。関東大会は2回戦で敗れたが、平田監督は「冬やってきたことが成果として出てきたのは収穫だと思います」と手応えを実感。打線も3番齊藤 大輝、4番増田 珠、5番万波の強力クリーンナップに、新1年生が加わり、打線に厚みが増しただけではなく、昨秋ベンチ入りしていた選手がベンチ外になるなど、競争も激しくなっている。 投手陣では昨秋まで2年生左腕・板川 佳矢の奮闘が目立ったが、一冬超えて3年生右腕・塩原 陸が急成長。常時130キロ後半のストレートと、切れのあるスライダーの精度が増し、コントロールも安定したことで、地に足のついた投球ができるようになった。ここに2年生、1年生投手陣が伸びてくると面白いだろう。

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河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
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  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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