第472回 センバツを沸かせた根尾、小園、野村などスーパーミレニアム世代が来年の第100回大会を盛り上げる!2017年04月20日

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【目次】
[1]高校2年生は逸材揃いのスーパーミレニアム世代!
[2]根尾、野村だけではないスーパーミレニアム世代の選手たち
[3]センバツで印象に残ったスーパーミレニアム世代の投手たち/小関氏がセンバツで注目したスーパーミレニアム世代!

根尾、野村だけではないスーパーミレニアム世代の選手たち

小園 海斗(報徳学園)

【センバツでの小園 海斗報徳学園)の各塁到達タイム】
◇1回戦/多治見
第二打席:遊撃ゴロ3.97秒
第三打席:三塁打11.27秒
第四打席:二失4.06秒

◇2回戦/前橋育英
第二打席:一塁ゴロ4.09秒
第三打席:右前打4.24秒

◇準々決勝/福岡大大濠
第三打席:中飛7.99秒

◇準決勝/履正社
第一打席:中前打4.02秒
第二打席:左前打4.15秒
第三打席:中飛7.76秒
第五打席:右前打4.08秒

 小園は守備もうまい。フィールディングとスローイングに軽快さと強さが同居し、たとえば根尾と比較すると、根尾のほうは人からうまいと思われたい、強肩と思われたいという欲が見え、それがフィールディング、スローイングを不安定にしているきらいがあるが、小園からはそういう雑念が感じられないので安心して見ていられる。

 藤原は大会前から左肩の故障があり、今センバツは万全の出来ではなかった。準決勝までの成績は19打数2安打、打率.105という停滞ぶり。それでも西谷浩一監督は1番・中堅手としてスターティングメンバーで起用し続け、最後の最後、決勝の履正社戦の2本塁打に結実させた。選手も立派だが監督もたいしたものである。

 第1打席の先頭打者ホームランは内角低めのスライダーを捉えた一発で、第3打席のソロホームランは2-2からの高めストレートを捕手寄りで捉え、右中間に放り込んだ一発。コースも球種もまったく異なる球を最高の結果につなげているのだから技術力が高いと言う他ない。

 三塁手では早稲田実業の野村と大阪桐蔭山田 健太(右右・183/85)が双璧だ。
 野村は強打とともに小園同様にゲームへの参加意識の高さで目を引く。2回戦の東海大福岡戦、第2打席で3球目のストレートをセンター前に運び、単打性の打球にもかかわらず果敢に二塁を陥れ(中堅手のエラー)、第4打席ではスライダーをレフト前に弾き返し二塁走者を迎え入れているが、相手守備陣のホーム返球の間に二塁へ進塁している。

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プロフィール

小関 順二
小関 順二
  • 出身地:神奈川県横須賀市生まれ。
  • ■ プロ野球のドラフト(新人補強)戦略の重要性に初めて着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。ストップウオッチを使った打者走者の各塁走塁、捕手の二塁スローイングなど各種タイムを紹介したのも初めてで、現在は当たり前のように各種メディアで「1.8秒台の強肩捕手」、「一塁到達3.9秒台の俊足」という表現が使われている。
  • ■ 主な著書に『プロ野球問題だらけの12球団』(年度版・草思社)、『プロ野球スカウティング・レポート』(年度版・廣済堂あかつき)、『ドラフト物語』(廣済堂あかつき)、『野球力』(講談社+α新書)、『プロ野球サムライたち』(文春新書)などがある。
  • ベースボールファン(有料コラム)では、「野球を歩く」を寄稿、野球ファン必見の野球歴史コラムを配信している。 
  • 小関順二公式ブログ

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