第465回 大阪桐蔭が5年ぶり2度目の選抜制覇!優勝までの軌跡と夏へ向けての課題2017年04月02日

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【目次】
[1]主将の福井章吾の統率力の高さが5年ぶりの選抜制覇につながった
[2]選抜ではそれぞれが個性を発揮!迎える春季大会ではどんな選手起用を行うのか?


優勝を決めて歓喜の大阪桐蔭ナイン

 大阪桐蔭の優勝で幕が閉じた第89回選抜高校野球大会。今回は大阪桐蔭の優勝までの軌跡を振り返りつつ、夏へ向けての課題に迫っていきたい。

主将の福井章吾の統率力の高さが5年ぶりの選抜制覇につながった

 今大会、2年生の活躍ぶりが取り上げられる大阪桐蔭だが、このチームを支えたのは主将の福井 章吾の存在が非常に大きい。前チームから経験があり、チームの状態を把握して、指示や話し合いができる福井を見て、西谷監督は口出しすることなく、福井に任せたという。

 今年のチームは前チームでの試合出場経験のある選手は少なかったが、福井の抜群のキャプテンシーにより一戦を戦うごとに結束を深めていき、昨秋は近畿大会ベスト4まで進出した。

 オフシーズンでは、個々の能力、チーム力を高めるために徹底的に追い込んだ。しかし、正捕手・岩本 久重が2月に痛めた手首を手術することになり、選抜はベンチから外れることが決まった。

 この緊急事態を救ったのが福井だった。急造で正捕手となった福井だったが、今大会では大きな活躍を見せた。安定したキャッチングと、投手の持ち味を引き出すリードを心掛け、さらに相手打者の狙い球を絞らせない、外すリードも見事だった。待球作戦を仕掛けるチームに対してはストライク先行。初球攻撃を仕掛けるチームに対しては、ボール気味の変化球を投げて打たせて取るなど、さえたリードができていた。そして抜群の強肩ぶりを見せ、イニング間の送球は、1.8秒~1.9秒台の強肩を披露するなど、捕手として高い能力を発揮し、岩本の穴を埋める活躍を見せた。

 福井は試合後の優勝インタビューでは、選抜に出られなかった岩本にも感謝の思いを口にした。選抜前の取材では、「選抜で優勝して閉会式で優勝旗を頂いて、それを持って場内行進をしていることをイメージしています」と語った福井は、見事にそれを実現をさせた。

【次のページ】 :選抜ではそれぞれが個性を発揮!迎える春季大会ではどんな選手起用を行うのか?

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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