この春も一次予選から激戦!8ブロックの見所を紹介!【2017年千葉春季県大会地区予選展望】
山本 隼輔 (東海大浦安)、谷澤 太朗 (東京学館浦安)
この春も一次予選から激戦!8ブロックの見所を紹介!
4月8日から開幕する第70回春季千葉県高校野球大会地区予選の組み合わせが決まった。今回は8ブロックの見所を紹介していきたい。
【第1ブロック】
第1ブロックの実力校として注目される千葉経大附は、千城台と対戦。また敬愛学園と桜林の対決も注目だ。
【第2ブロック】
昨夏準優勝の市立船橋は実籾と対戦。140キロ右腕・渕上 泰樹は一冬越えてどこまでスピードアップを遂げているのか。県内屈指の右腕になりうる逸材だけに注目が集まる。また昨夏ベスト8の東京学館船橋と攻撃力が高い東葉の対決にも注目だ。好右腕・吉崎 圭亮(千葉日大一)の成長にも期待だ。
【第3ブロック】
注目のブロックは
第3ブロック。投球の完成度が高い右サイド・山本 隼輔や強打者が揃う東海大浦安がいきなり松戸国際と対戦する好カード。昨秋も実施されたカードで、東海大浦安が制している。昨夏ベスト8で、好左腕・谷澤 太朗擁する東京学館浦安も千葉市川と対戦するカードも見逃せないだろう。
【第4ブロック】
このブロックの見所はいきなり流通経済大柏と市立柏が激突すること。県大会でも上位に勝ち進む学校同士の対決がいきなり実現した。流通経済大柏は昨年、1年生ながらレギュラーを獲得した最上谷 波留の打撃に注目。球足が速い打球速度がウリで、一冬越えてパワーアップすると楽しみだ。市立柏は前チームから経験をしている最速130キロ左腕・山形 将貴、大型右腕・森 康典の2枚看板に注目だ。
【第5ブロック】
我孫子東が八千代松陰、我孫子と八千代など、実力あるチームが同ブロックとなっているケースが多く、一次予選から拮抗した戦いが期待できるブロックだ。
【第6ブロック】
第6ブロックでは東京学館と横芝敬愛の好カード。横芝敬愛は、1年生からマウンドを経験している白山 直哉は、好調時は130キロ中盤を計測する本格派右腕。現在はフォーム固め中で、恵まれた身体能力を生かすことができれば、140キロ台も見えてくる逸材だ。
【第7ブロック】
このブロックの注目は、昨秋、一年生ながら130キロ中盤の速球を投げ込んでいた相川 亮太(館山総合)だろう。終盤、息切れして球速が落ち気味だったが、一冬越えて、総合的にレベルアップを遂げるようになると楽しみな逸材だ。
【第8ブロック】
県内を代表する実力校が集結したこのブロックも序盤から楽しみなカードが実現。まず昨年、二季連続甲子園ベスト8の木更津総合は君津商と対戦。峯村 貴希、山下 輝の投打の柱は、県内トップクラスの実力を誇る逸材。ぜひ千葉県を代表する相応しいパフォーマンスをこの春に見せてくれることを期待したい。また、拓大紅陵がいきなり翔凜と対決することが決定し、その勝者が近年成長を見せている市原中央と対決することとなった。そして昨秋ベスト16入りの暁星国際は京葉と対戦。厳しい冬をすごしてたくましくなったナインがこの春、旋風を巻き起こす。
8ブロックそれぞれ見所があり、どのブロックを見に行けば迷うほど。地区予選は夏の戦いを占うには見逃せない戦いであり、ぜひ一次予選から選手たちの戦いに注目だ。
(文・河嶋 宗一)
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