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ついに大阪も準々決勝!優勝候補・履正社を止める学校は現れるか??

2016.07.28

  今年の大阪大会は、PL学園が最後の夏を迎え、さらに大阪桐蔭が3回戦で敗れたことが前半戦のハイライトだった。昨夏甲子園出場の大阪偕星学園が敗れ、なんと昨夏8強が準々決勝を前に全て敗れるという事態になったのだ。そんな大阪大会の準々決勝の見所を見ていきたい。

27日、大阪大会準々決勝4試合が開催!
【試合日程】

≪舞洲ベースボールスタジアム≫
関西創価vs吹田 9時試合開始
履正社vs浪速 11時15分試合開始

交野vs桜宮 13時20分試合開始
≪豊中球場≫
金光大阪vs近大泉州 10時試合開始

■準々決勝の見所を徹底紹介!!

寺島成輝(履正社)

 関西創価vs吹田
  関西創価はエース・中田聖太郎の投球が注目されるが、クリーンナップを打つ田中邦宣藤原魁の3年生2人に、1年生ながらレギュラーを獲得した松永レオのプレーに注目だ。ここまでの5試合で、37得点。完封勝ちが3試合と投打に充実している。この勢いで勝ち進んでいくか。
一方、吹田は継投策で勝ち上がってきたチーム。打線は3番を打つ菊崎涼太、4番を打つ松谷拓海の2人が中心。自慢のフルスイングで、関西創価投手陣を打ち崩していきたい。

履正社vs浪速 
 履正社はエース寺島成輝が圧巻の投球。また二番手の山口裕次郎も140キロ台を投げ込む左腕で、二人が交互に投げ合う形で勝ち進んでいる。また打線も安田尚憲(2年)を軸とした打線の破壊力は抜群。本塁打連発を打つ打線ではないが、二塁打、三塁打などを数多く打ち、つないでいく打線である。まさに穴のない打線が出来上がった。

 一方、浪速はここまで接戦が多く、堅い守備で勝ち上がってきた好チームだ。エースの中村一登の粘り強い投球が光っているといえるだろう。浪速は堅い守備で乗り切って、接戦に持ち込んでいきたいところだ。

桜宮vs交野
桜宮はここまで接戦の勝利が目立つ。投手陣はタイプが異なる投手を場面に応じて使い分け、打線は積極的に打ちにいく打撃を心掛けており、後半になってからの得点が目立つ。対する交野はほとんど2~3点差で勝利しているように接戦に強い。エース・沖田 大介の気迫ある投球に注目だ。この対戦で公立校がベスト4にいくのは確実。お互いに力があり、活気のある公立校だけに熱い戦いを期待したい。

金光大阪vs近大泉州 
 近大泉州は5回戦で上宮に勝利するなど、接戦で勝ち上がっている。今年の主力選手は、強打の二塁手・大木捺稀、主将の川端理人が打線の中心となっている。また絶対的な投手はいないので、継投策で勝ち上がってきた。対する金光大阪は、大阪桐蔭を破った関大北陽を完封勝ち。注目は昨年から活躍を見せている末友 雄梧。昨年も16奪三振を取るなど、三振が取れる右の本格派として、注目が集まる。今年は守り勝つ野球を貫く。5回戦では昨夏優勝の大阪偕星学園に5対1で勝利するなど、試合内容は間違いなく上がっている。お互い実力があり、接戦が期待できそうだ。

(文・河嶋宗一

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大阪大会ここまでの勝ち上がり表
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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