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兵庫大会ベスト8展望!全カード総力ポイント徹底分析!勝ち上がるのはどこだ?!

2016.07.25

 ついにベスト8が出揃った兵庫県。準々決勝のカードは全国的に見ても好カードといえるカードばかりだ。それぐらい今年の兵庫はレベルが高いといえるだろう。そんな準々決勝の見所を紹介していきたい。

25日、兵庫大会準々決勝4試合が開催!
【試合日程】

≪明石球場≫
明石商業vs神戸国際大附 10時試合開始
vs明石南 12時30分試合開始

≪姫路球場≫
市立尼崎vs報徳学園 10時試合開始
兵庫市川vs神港学園 12時30分試合開始

■準々決勝の見所を徹底紹介!!

吉高壮(明石商)

 明石商業vs神戸国際大附
まず吉高壮など豊富な投手陣に、抜け目のない攻撃、機動力を発揮する明石商。対する平内龍太東郷太亮の二枚看板に、度胸満点の黒田 倭人、制球力のある吉田陸と4人の投手に、スピード感溢れる野球を見せる神戸国際大附の対決はかなり注目だ。両チームとも打線の状態が上がっていないため、このままいけば1点を争う好勝負が期待できそうだ。ただ好投手同士の対戦は意外と激しい打ち合いになることが多い。それも、序盤の展開次第になりそうだ。

vs明石南 
 投手陣の駒数が豊富なはここまで接戦を勝ち抜いている。展開に応じた継投策がポイントになるだろう。また土壇場で長打が出るところも魅力で、相手チームからすれば戦いにくい印象を与える好チームだ。対する明石南三島兵梧木澤拓朗など継投策で勝ち上がり、打線も三島が4番を打ち、主将であり、攻守の要である遊撃手・濱田勇大がチームを引っ張っている。ここまで接戦をものにしており、5回戦も延長戦を制してベスト8に勝ち進んでいる。
 お互い打撃力もあり、試合運びも粘り強く、継投も行う。それだけに試合展開に応じては序盤から継投策があってもおかしくない。激しい試合展開になるか、それとも静かな試合展開になる投手戦になるかは序盤の攻防がカギとなる。

市立尼崎vs報徳学園
 どちらも激しい戦いを勝ち抜いている同士の一戦。阪神地区でしのぎを削ってきた両校のカードは準々決勝で一番の好カードといっていい。報徳学園は、エース左腕・主島大虎、左腕・向井崇人、最速147キロ右腕・中本光紀の3枚看板の実力派全国クラス。さらに打線は1年生ショートの小園海斗、3番を打つ佐藤直樹、2年生4番の篠原翔太の3人を軸に得点を積み重ねている。今年の報徳学園は惜しい場面で負けてきた悔しさがある。それがバネとなって彼らに勢いを与えているように感じる。一方、市立尼崎は速球派右腕・平林 弘人辻井亮汰(2年)の2枚看板で勝負。打線も機動力、犠打を絡めたりと攻撃のバリエーションは多彩だ。ただ5回戦で再試合を戦って、これで3連戦となる。疲労の影響が心配だ。

兵庫市川vs神港学園 
 兵庫市川は、鍵野瑞稀小野又翔など左腕コンビを中心に投手力は高く、打線は機動力を絡める攻撃が強力。攻守の要で、大型捕手として期待がかかる永良賢吾(2年)のパフォーマンスに注目だ。一方、神港学園は投手としても140キロ超、打っても本塁打連発、さらに脚力もある三宅浩史郎がチームを引っ張る。長打力のある河野譲太などここまで計3本塁打が出ているように、甘く入れば一発にできるのがこのチームの怖さであり、また守備でも展開に応じて継投ができるように戦い方が柔軟なチームだ。それだけに接戦が期待できるだろう。

 まさに見所満載の準々決勝。ぜひ最後まで熱い戦いを繰り広げ、兵庫を盛り上げてほしい。

(文・河嶋宗一

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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