第452回 県立三本松高等学校(香川)「甲子園優勝」への中期・短期・日々目標設定【前編】2017年10月29日

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【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1]「本気で思わないと手が届かない」甲子園優勝への道
[2]非を認め、アプローチの精度高め、「春・香川大会優勝」中間目標達成

 2017年9月。
「応援ありがとうございました」の張り紙が校舎に掲げられるなど、いまだ真夏の甲子園ベスト8の余韻が残る香川県立三本松高等学校。3年生は「愛顔つなぐえひめ国体」を控えているとはいえ、すでに1・2年生中心となった通常練習直前のベンチ前には横長のホワイトボードが掲げられた。

 左上に「最大目標」として大書きされたのは「甲子園優勝」。これは3年生たちもたどった道のり。では、三本松はいかにして、最大目標に近づいていったのか?今回はその設定法と具体的なアプローチを日下 広太監督と3年生たちの証言から迫ってみたい。

「本気で思わないと手が届かない」甲子園優勝への道



最大・中間・月間目標が明示された三本松ベンチのホワイトボード

 三本松での現役時代は捕手。順天堂大卒業後、NPBの登竜門であるBCリーグ(現:ルートインBCリーグ)の石川ミリオンスターズと新潟アルビレックス・ベースボール・クラブで2年ずつ、計4年間プレー。
「独立リーグの選手は練習ではなく、試合を見た上で評価される」シビアな世界を経験した日下 広太監督は2016年7月、三本松の新チーム立ち上げ時に大目標として「甲子園優勝」を掲げた理由をこう説明する。

 ただ同時に、そして特に高校野球には大目標への道筋を作る「中間目標」等の部分が大事になってくる。そこでチームは以下の目標を設定した。

中間目標「秋季県大会優勝・四国大会出場」
*バッティングで圧倒し打ち勝つチームを目指す

 となれば、自然と練習メニューも決まってくる。ここは3年生たちに話してもらおう。
「ロングティーで強いスイングをすることを心がけました」(副主将・右翼手の川﨑 愛弥)
「守備では基本の補球を重要視しました」(遊撃手の黒田 一成)
「班別で2か所同時にノックを受けました」(一塁手の盛田 海心)
守備練習では効率化を重視して、彼らは打撃強化に取り組んだ。

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黒田 一成(三本松) 【選手名鑑】
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三本松 【高校別データ】

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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