第451回 県立豊田工業高等学校(愛知)「いける」感触掴んだ全三河大会での準優勝2017年09月30日

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【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1]チーム内の競争意識を高める「赤ビブス制度」
[2]甲子園も狙える公立校という意識を持つ
[3]来年の夏を目指して、秋と春の全三河大会に挑む

来年の夏を目指して、秋と春の全三河大会に挑む



毎週目標設定を掲げている豊田工

 普段の練習は、授業後から日が沈んでも、照明をつけて20時40分頃までは続けられる。定時制もあるのだが、ほぼ定時制関係職員からからの苦情もなく、ティーバッティングや守備練習などもこなすことが出来ている。学校も協力的な環境が整っている。ただ、その後は、極力早く下校していくように勧めている。それは、平松監督が「最低でも6時間睡眠は確保させておかなくてはいけない」という考えがあるからだ。

 朝練習は週2回で、入替制で行われている。基本的に、朝は打撃練習で徹底して打ち込むようにしている。こうして、技術的な面は補われている。そして、オフシーズンに入っていくと、ダッシュやウエイトなど10種類くらいの体力強化メニューが示されるのだが、それを「赤ビブス」を目指しながら、競い合っていくことで、精神的にも体力的にも強くなっていかれる。こうして、バランスよく「心・技・体」が作られていくのである。

 毎年、冬休みには、愛知県知多半島の美浜町で強化合宿が行われている。「この合宿では、まず学校の宿題。これは皆でやります。それから、体力強化の浜で走り込みで、これが20キロくらいです。それに、日本福祉大時代に中日の浅尾(拓也)投手が走っていたと言われている“浅尾の階段”というのがあるんですけれども、そこを投手陣を中心としては知りますね。そして、ノルマを決めて、食事を班ごとで競争して食事の量を増やしてパワーアップを図ります」。というように、ほとんどボールを握らない練習を重ねていくというメニューもある。

 また、この秋のチームは、バントがあまり上手ではないということもあって、しっかりとバントが出来るようにということで、バント練習も大事なテーマになっている。それと、ある程度のスピードには決して負けないパワーをつけていくこともこの秋の目標でもある。

 この秋は、県大会初戦で敗退したことで、すでに来春のセンバツへの希望は絶たれたのだが、年内のスケジュールとしては全三河大会が残されている。
「毎年、全三河はどのように戦っていくのがいいのかということは、迷うのですが、今年の春は、全三河でいい戦いをすることが出来て、チームにも自信になったし、大きく成長したということもありました。この秋は、県大会ですぐに負けていますから、ここで勝っておいて一つ実績を残しておきたいという思いもあります」

 平松監督は、10月下旬の全三河大会も意識している。ことに、来年は記念大会東愛知大会ということを考えると、秋と春の全三河大会も前哨戦として捉えると、結果を残しておくことは大事な要素となるそれらを踏まえて、最終的には来年の夏を目指して、この秋以降のチームを作っていく。

(取材・文=手束 仁

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