第365回 県立石岡第一高等学校(茨城)【後編】2016年06月21日

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[1]その日の練習メニューは選手たちが自主的に考えることで本気度が増す
[2]あくまで普通の高校生という姿勢で甲子園を目指す

「フレックスな自主性」を重んじながら躍進した石岡一

 前編では、今春の躍進を振り返ってきたが、後編では石岡一の強さの秘訣を深堀していく。

その日の練習メニューは選手たちが自主的に考えることで本気度が増す

主将・濱田 虎太郎選手(県立石岡第一高等学校)

 こうして、選手それぞれが自分の役割をしっかりと把握していく姿勢は、川井 政平監督が、「あえて選手たちに対して自分のマーキングをしないで、ノープランにしておく」ということで、「フレックスな自主性」を重んじているというところにもある。

「フレックスにしておくと、本気で取り組んでいる人間はどんどんと自分の課題が見つかっていくんです。そして、それをクリアするためにどうするのか、それをまた考えるようになります。逆に、いい加減にやっていると、いつも同じことしかしていないという状態になってしまいます。結局言われないとやれないということになってしまいます」

 つまり、選手に対して大人の対応をしていくことで、選手個々の本気度が、どれだけあるのかということが見えてくるのだという。だから、指揮官としては選手との個人面談を重んじている。そして、お互いに話し合っていくうちに、選手の姿勢もわかってくるのだ。その背景には、大人の意識を持っていかないと、県内の有力私学の選手たちが、寮に入って自立してやっている意識の強い相手には勝てないということを実感しているからだ。

 大人の意識を作らせるために、石岡一の普段の練習は、その日のメニューや流れをすべて選手たちが自分たちで決めていくというスタイルをとっている。指揮官が、「こうしなさい、ああしなさい」という指示はほとんどしないという。ただ、そんな中でどうしても外せないもの、例えば連係プレーはやっておきたいなということや、右打ちを徹底しておきたいなという時には、そういうことをワンポイント入れていくように指示をする。それをまた、選手たちが考えて練習に組み込んでいくのである。それだけ、練習の質が大切だということである。

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