第348回 都立葛飾野高等学校(東京)【後編】2016年05月13日

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【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1]神戸の存在感
[2]ベスト8を目指して 

 下町の野球小僧が集まった都立葛飾野。前編では個性的なメンバーを紹介しました。後編ではチームの鍵を握る]神戸友彰投手の存在について触れつつ、夏へ向けて、選手たちに意気込みを語っていただきました。

神戸の存在感

神戸 友彰投手(都立葛飾野高等学校)

 ノックが続いている間、大黒柱の神戸 友彰は、外野でタイヤを引いて走っている。その後、アンツーカーのところに行き、横のネットに向けて至近距離から投げている。「駿台学園戦では、ピンチでストレートが高めに行きました。肘の使い方を直そうと、ネットスローをしています」と神戸は語る。

 都大会2回戦の駿台学園戦では、神戸が本調子でなく、4対9で敗れた。この敗戦は、チームに多くの教訓を残した。まず神戸自身は、「春まではピッチングとバッティングを同時にしていましたが、ピッチングの方に課題があったので、ピッチャー中心のメニューにしています」と語る。

 とはいえ、春季大会で4試合連続本塁打を放った神戸の打撃は魅力だ。沖山 敏広監督は言う。「一つは体の強さ、それに意外と器用。それに頭の回転が良くて、配球を読みますから」

 1次予選都立雪谷戦(試合レポート)のサヨナラ本塁打も、1球大きく空振りし、続く相手投手の釣り球の超スローボールは余裕で見送った後、インコースのストレートをしっかり捉えた。敗れた駿台学園戦でも本塁打を放っている。しかしそれでも敗れた。捕手の北井 亨樹は、「神戸に頼ってばかりでは、勝てないことを実感しました」と言い、沖山監督が、攻撃の中心になってほしいと期待を寄せるタカムラ ブレイン 七瀬も、「神戸に頼り過ぎていたと思います」と語る。

 チーム全体に、神戸に頼り過ぎず、足を引っ張らないようにしようという意識が、根強くある。1次予選都立八王子北戦(試合レポート)は、延長13回タイブレークで9対8と大苦戦した。苦戦の原因の一つに、捕逸2、暴投1というバッテリーエラーがあった。「そこから都立雪谷戦までの1週間、マシンの変化球を止め続けました。そこからパスボールはしていないです」と、北井は言う。

 また1回戦の都立大崎戦で先発した2年生の茨木 亮丸は、「自分に任せても安心というくらいに力を付けて、神戸さんを少しでも休ませることができればと思います」と言う。

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