第166回 ミレニアム世代のトッププロスペクトたち Vol.10「吉田輝星、矢澤 宏太」2018年07月09日

印刷する この記事をYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]吉田輝星(金足農)投手 桑田二世と表現できる完成度を持った北の怪腕
[2]矢澤 宏太(藤嶺藤沢)投手 相手の奇襲に動じない圧倒的なピッチングを

 ミレニアム世代の逸材をトッププロスペクト方式で紹介。紹介する選手のグレードはここからだんだん高まっていく。今回紹介するのは、この春になって評価急上昇の速球投手である。

吉田輝星(金足農)投手 桑田二世と表現できる完成度を持った北の怪腕


吉田輝星

 よく、175センチほどで、フォームが良く、フィールディングも良く、ストレートの切れ、コントロール、変化球の精度を兼ね備えた右投手のことを「桑田二世」と表現することが多い。金足農の吉田はまさにそんな投手だ。

 175センチ82キロと投手としてそれほど上背はない。だがピッチングを見ればそれを忘れさせるようなものを見せる。

 ノーワインドアップから始動し、ゆったりと左足を上げていきながら、その後、ゆっくりとホームベースに向かって着地を行い、内回りのテークバックからトップに入り、リリース。一連の動作が実に無駄がなく、スムーズ。まるでお手本のような投手である。ストレートはこの春に最速147キロを計測。球持ちが良く、回転数が高いストレートは球速表示以上のものを感じさせ、キレのある変化球が決まると、攻略が難しい投手だ。

 1年夏からベンチ入りし、2年夏にはエースとして決勝に導いたが、惜しくも敗退。あと一歩で甲子園を逃したことが成長の原動力となった。春は決勝戦で圧倒的な大差で由利工を破り、県大会優勝。東北大会でも専大北上戦で最速146キロを武器に1失点完投勝利。大きく評価を上げた。

 さらに帝京との招待試合に先発した吉田は5回1失点8奪三振と素晴らしいピッチングを見せ、評価はさうなぎ上り。

 侍ジャパンU-18代表の一次候補に選出され、ますます注目度が上がった吉田。充実の春の経験を夏に生かし、あと一歩で届かなかった聖地へ到達する。

【次のページ】 矢澤 宏太(藤嶺藤沢)投手 相手の奇襲に動じない圧倒的なピッチングを

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
帝京vs海城【東京都 2018年夏の大会 第100回選手権東東京大会】
横浜商vs横浜隼人【神奈川県 2018年夏の大会 第100回選手権記念 南神奈川大会】
横浜商大高vs多摩【神奈川県 2018年夏の大会 第100回選手権記念 北神奈川大会】
法政大高vs帝京大高【東京都 2018年夏の大会 第100回選手権西東京大会】
聖パウロ学園vs帝京八王子【東京都 2018年夏の大会 第100回選手権西東京大会】
第86回 創成館の台頭で新時代到来となり、長崎日大、波佐見、佐世保実が追う【47都道府県 高校野球勢力図の変化】
第164回 ミレニアム世代のトッププロスペクトたち Vol.7「直江大輔、梶田蓮、斎藤大輝」【ドラフト特集】
第705回 本命不在の参加校数最多の東東京を制するチームは!【大会展望・総括コラム】
第709回 侍ジャパンU-18代表 一次候補30名を徹底考察!【投手編】【大会展望・総括コラム】
第705回 本命不在の参加校数最多の東東京を制するチームは!【大会展望・総括コラム】
第698回 帝京・田中悠我の逆襲の夏!帝京魂で再び全国の舞台へ! 【2018年インタビュー】
第697回 谷田成吾(徳島インディゴソックス)「泥にまみれ、必ずNPBへ」 【2018年インタビュー】
第636回 田中 悠我(帝京) 「次こそ夢の聖地へ!」 【2018年インタビュー】
第593回 増田 珠(横浜)「日本一熱い表現者、目指す選手像は決まっている」 【2017年インタビュー】
第578回 増田珠(横浜)「次はトップチームで侍ジャパンのユニフォームに袖を通すことができる選手に」 【2017年インタビュー】
館山昌平、復活への道
吉田 輝星(金足農) 【選手名鑑】
金足農 【高校別データ】
慶應義塾 【高校別データ】
慶應藤沢 【高校別データ】
専大北上 【高校別データ】
帝京 【高校別データ】
帝京可児 【高校別データ】
帝京第五 【高校別データ】
帝京三 【高校別データ】
藤嶺藤沢 【高校別データ】
日大藤沢 【高校別データ】
横浜商 【高校別データ】
横浜清陵 【高校別データ】
由利工 【高校別データ】
横浜 【高校別データ】
横浜商大高 【高校別データ】
横浜一商 【高校別データ】

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム