第164回 ミレニアム世代のトッププロスペクトたち Vol.8「川畑大地、日置航」2018年07月04日

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【目次】
[1]3季連続の優勝へ更なる高みへ 川畑大地(乙訓)が目指すもの
[2]今や精神的な支柱 日置航(日大三)が目指すは5年ぶりの甲子園出場

  第100回大会の主役となる「ミレニアム世代」。全国各地の逸材をトッププロスペクト方式で紹介。チームの精神的な支柱に成長した2名の選手に迫る。

3季連続の優勝へ更なる高みへ 川畑大地(乙訓)が目指すもの


川畑大地(乙訓)

 マウンドの立ち姿を見ても、実際に近づいてみても、どこからそんなスピードボールが投げられるのか...。そう我々を驚かせる速球を投げ込むのが乙訓川畑 大地である。初の甲子園出場の立役者となり、飄々と投げこむ川畑はこのチームの精神的な支柱となっている。

 173センチ68キロと投手としては小柄。実際に話をしていても口数も少なく、おとなしい。だがマウンドに挙がると一変。柔軟な体のバネを生かし、鋭く体を回転させて投げ込むストレートは常時140キロ前後・最速144キロは回転数が高く、1イニングに5球~10球ほど140キロを計測するスピード能力の高さは全国トップクラスだ。

 入学当時から130キロ台を投げる逸材として乙訓に入学した川畑は同期の富山大樹と競いあうように3年間を送ってきた。

 1年秋にベンチ入りし、背番号「1」を獲得。2年夏には140キロ台のストレートを投げるまでに成長したが、京都大会初戦敗退。ここから川畑は変わった。勝てる投手になるために自分のピッチングを見直し、コントロール、変化球、投球術を突き詰め、秋の京都府大会では優勝。近畿大会では智辯学園戦で好リリーフ。そして準決勝の智辯和歌山戦では完投負けを喫したが、先発ながらコンスタントに140キロ台を計測し、成長に期待を持たせた。

 そして選抜でも快調なピッチング。5回からリリーフとして登場し、5イニングを投げ3奪三振、無失点。自己最速の144キロを計測したストレートは手元でぐっと伸びる球質に変化していた。さらに三重三重戦では5回三分の1を投げて無失点と選抜2試合を投げて無失点のピッチング。大きく自信を深めたピッチングとなった。

 だが、自分のピッチングには満足をしていない。3期連続の優勝へ、龍谷大平安東山と強敵が立ちはだかる。

 更なるレベルアップへ。川畑が目指すは最速149キロ。そして勝てる投手になること。夏も甲子園初出場を決める。

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川畑 大地(乙訓) 【選手名鑑】
日置 航(日大三) 【選手名鑑】
乙訓 【高校別データ】
日大三 【高校別データ】

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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