第133回 どこよりも早いドラフト2018!ミレニアム世代ドラフトガイドブック(西日本編)2017年10月28日

印刷する この記事をYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]大阪桐蔭、報徳学園、智辯和歌山に逸材が集まる
[2]中国・四国・九州地区の逸材

 2000年生まれの選手のことをミレニアム世代と呼ぶが、今年は全国各地で優秀な逸材が集まった。前回は東日本を紹介したが、今回は西日本の逸材たちを紹介していく。

■大阪桐蔭、報徳学園、智辯和歌山に逸材が集まる

根尾 昂(大阪桐蔭)

 そして近畿地区である。近畿地区は大阪桐蔭が一番逸材集結しているが、その中で高卒プロ入りを狙えるのは、投げては148キロ、打っては本塁打量産、守備では抜群の動きを見せる万能型野手・根尾 昂、U-18でも活躍し、走攻守三拍子揃った大型外野手・藤原 恭大、飛距離はチームトップクラス。そして二塁手としても機敏な動きを見せる大型二塁手・山田 健太、最速147キロの速球、切れのあるスライダー、フォークを武器に完成度の高いピッチングを披露する柿木 蓮、大型左腕・横川 凱だろう。この中で来年のドラフトの目玉になる可能性を持ったのは横川だといえる。ここにきて制球力アップしてきており、どの試合でもコンスタントに140キロ前半の速球を投げ込む左腕。そのアベレージが3キロ~5キロアップすることに成功できれば、もっとクローズアップされる逸材だと思う。もし横川がそういうレベルまで引きあがると、日本球界はかなり明るいものになるのではないか。そんな可能性を秘めた逸材である。

 同じ大阪では秋準優勝の履正社ではショートの西山 虎太郎が走攻守のバランスの高さからドラフト候補として推していい存在だろう。だいぶ1年生と比べてプレーの精度が上がってきた。高卒プロを意識できる存在になれるかは、来年以降のパフォーマンス次第となりそう。近大附のエース・大石 晨慈。真っ向から振り下ろす常時130キロ中盤~130キロ後半のストレートは切れが良い。ここから一ランク球速アップできると面白いといえる。

 兵庫県では小園 海斗報徳学園)に注目。木製バットでも安打を連発できるバットコントロール、軽快な遊撃守備は全国的に見てもトップクラス。U-18を見る限り、他国のショートと比べると肩の強さで一歩劣った。小園がもう一段階上のレベルを目指すとすれば、スローイングの強さ、身体の強さだといえる。その強さが出てくると、かなり変わってくる選手だ。もう1人注目したいのが小森 陵司市立尼崎)。長身から繰り出される135キロ前後のストレートは角度があり、身体ができれば、コンスタントに140キロ台が期待できる投手となりそう。毎年、好投手を輩出する市立尼崎だが、一番奥行きのある選手で、どういう進化をたどるのか、とても気になる選手だ。

 奈良県では夏の甲子園ベスト4の大型遊撃手・太田 椋天理)は攻守の確実性を高め、プロ入りを狙っていきたい逸材。京都では、島田 直哉龍谷大平安)は長身から振り下ろす大型右腕。ストレートの威力は実に素晴らしいものを持った投手なだけに、勝てる投手になってほしい。滋賀県では宮城 滝太滋賀学園)は甲子園でも好投を見せた140キロ右腕。長身で、バランスの良さを持った右腕で、しっかりと体を作れば、大きく伸びる予感をさせる選手である。

和歌山では智辯和歌山に逸材が揃う。エース・平田 龍輝は最速144キロのストレートと、切れ味鋭いスライダーを投げ込む速球派右腕、スラッガーの林 晃汰甲子園近畿大会でも豪快な本塁打を放った冨田 泰生など能力が高い選手がそろう。彼らがそのまま能力を引き上げていけば、来年の智辯和歌山はかなり面白い陣容になることは間違いない。

根尾 昂大阪桐蔭
藤原 恭大大阪桐蔭
山田 健太大阪桐蔭
柿木 蓮大阪桐蔭
横川 凱大阪桐蔭
西山 虎太郎(履正社
大石 晨慈(近大附)
小園 海斗報徳学園
小森 陵司市立尼崎
宮城 滝太滋賀学園
太田 椋天理
島田 直哉龍谷大平安
林 晃汰智辯和歌山
平田 龍輝智辯和歌山
冨田 泰生智辯和歌山

このページのトップへ

【次のページ】 中国・四国・九州地区の逸材

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第129回 選抜までにココを成長!神宮大会出場野手編【出動!球児に聞き隊!】【野球総合研究所】
第622回 中村 奨成(広陵ー広島東洋カープ) 甲子園新ホームランキングが語る長打論 「トップを作り、軸で振り、フォロー大きく」 【2017年インタビュー】
沖縄尚学vs北山【沖縄県 2017年 第42回沖縄県高等学校野球1年生中央大会】
沖縄尚学vs沖縄工【沖縄県 2017年 第42回沖縄県高等学校野球1年生中央大会】
第610回 神宮大会を沸かせた逸材たち 期待のドラフト候補を徹底総括【大会展望・総括コラム】
第609回 優勝の明徳義塾、準優勝の創成館の選手たちの生の声をお届け!【大会展望・総括コラム】
第608回 明治神宮野球大会総括・連日1万人越えの神宮大会!10チームの収穫と課題【大会展望・総括コラム】
第619回 市川悠太(明徳義塾)「全10試合完投!鉄腕ロード 第1章が完結!」 【2017年インタビュー】
明徳義塾vs創成館【2017年 第48回明治神宮野球大会】
第606回 初出場初優勝を狙う創成館か?大エース擁する明徳義塾か?神宮大会決勝の見所を紹介!【大会展望・総括コラム】
創成館vs大阪桐蔭【2017年 第48回明治神宮野球大会】
明徳義塾vs静岡【2017年 第48回明治神宮野球大会】
第614回 田中闘(明徳義塾)「恐怖の攻撃的2番打者。類まれなバットコントロールを生み出した練習法」 【2017年インタビュー】
第613回 宮﨑仁斗(大阪桐蔭)「大阪桐蔭の2番打者は小さくまとまらず全力で振り、全力で走る!」 【2017年インタビュー】
第609回 池田 陽佑(智辯和歌山)「新戦力登場!目指すは2年夏までに145キロ」 【2017年インタビュー】
市川 悠太(明徳義塾) 【選手名鑑】
太田 椋(天理) 【選手名鑑】
柿木 蓮(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
金村 尚真(岡山学芸館) 【選手名鑑】
小園 海斗(報徳学園) 【選手名鑑】
小森 陵司(市立尼崎) 【選手名鑑】
島田 直哉(龍谷大平安) 【選手名鑑】
谷合 悠斗(明徳義塾) 【選手名鑑】
冨田 泰生(智辯和歌山) 【選手名鑑】
土居 豪人(松山聖陵) 【選手名鑑】
根尾 昂(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
浜田 太貴(明豊) 【選手名鑑】
平田 龍輝(智辯和歌山) 【選手名鑑】
藤原 恭大(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
松井 義弥(折尾愛真) 【選手名鑑】
宮城 滝太(滋賀学園) 【選手名鑑】
森 悠祐(広陵) 【選手名鑑】
山田 健太(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
湯浅 麗斗(生光学園) 【選手名鑑】
横川 凱(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
市立尼崎 【高校別データ】
大阪桐蔭 【高校別データ】
岡山学芸館 【高校別データ】
沖縄尚学 【高校別データ】
折尾愛真 【高校別データ】
倉敷商 【高校別データ】
広陵 【高校別データ】
滋賀学園 【高校別データ】
生光学園 【高校別データ】
智辯和歌山 【高校別データ】
天理 【高校別データ】
報徳学園 【高校別データ】
松山聖陵 【高校別データ】
丸亀 【高校別データ】
明徳義塾 【高校別データ】
明豊 【高校別データ】
龍谷大平安 【高校別データ】

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム