第109回 【小関順二のドラフト指名予想】東京ヤクルトスワローズ編 「最優先は即戦力投手か」2017年10月06日

印刷する この記事をYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1] 超高校級野手・清宮の指名はどうなる
[2] 即戦力投手・田嶋が最有力か

即戦力投手・田嶋が最有力か

田嶋 大樹(JR東日本)

 投手で1位指名されそうなのは大学、社会人で田嶋 大樹(JR東日本・左投左打・182/74)、東 克樹(立命館大・左投左打・170/70)、永野 将司(Honda・左投左打・181/82)の左腕と、鈴木 博志(ヤマハ・右投左打・180/85)、馬場 皐輔(仙台大・右投右打・180/80)の右腕である。ヤクルトの投手事情から見ても、高校生投手の1位入札はないと思う。外れ1位でも大学、社会人の即戦力候補、外れ外れ1位でも即戦力候補、それくらいすぐ使える投手を必要としている。この中で即戦力度が最も高いのは田嶋なので、ヤクルトが1位入札で向かわなければいけないのは田嶋ということになる。

 ストレートの最速は152キロを計測し、変化球はストレートと同じ腕の振りから投げるカットボールのキレが抜群で、100キロ台前半のカーブで緩急もしっかりと作れる。この田嶋にはオリックスも1位入札しそうなので、抽選で外れたら田嶋に次いで即戦力度が高い馬場が外れ1位候補になる。ストレートは最速155キロを計測し、それ以上に縦に割れるスライダーのキレや落差が一級品の本格派だ。

 2位指名も即戦力投手主体で考えたい。ここからは入札ではなく成績下位球団から指名していくので、ヤクルトはロッテに次ぐ2番目ということになる(今年のオールスターゲームでパ・リーグが2勝したのでロッテ→ヤクルト……の順番になる)。

 仮に1位で清宮、田嶋、東、永野、鈴木博、馬場、中村 奨成広陵・捕手)、安田 尚憲履正社・三塁手)、鈴木 康平(日立製作所・投手)、鍬原 拓也(中央大・投手)、石川 翔青藍泰斗・投手)、田中 瑛斗柳ヶ浦・投手)が1位で指名され、ロッテが田浦 文丸秀岳館・投手)を指名すれば、ヤクルトは高橋 遥人(亜細亜大)、宮川 哲(上武大)、西村 天裕(NTT東日本)、高橋 礼(専修大)、鈴木 遼太郎(東北学院大)、草場 亮太(九州産業大)を指名できることになる。仮に田嶋、西村を獲得できても投手陣は厳しいままだが、清宮の当たりくじを引き当て、薄っぺらな投手陣を抱えて来シーズン戦うより賢明である。

(文・小関 順二

▼プロ全12球団ドラフト分析はこちらから
広島東洋カープ
横浜DeNAベイスターズ
阪神タイガース
読売ジャイアンツ
中日ドラゴンズ
東京ヤクルトスワローズ
福岡ソフトバンクホークス
埼玉西武ライオンズ
東北楽天ゴールデンイーグルス
北海道日本ハムファイターズ
オリックス・バファローズ
千葉ロッテマリーンズ

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第131回 【小関順二のドラフト指名予想】広島東洋カープ編 「黄金時代へ 需要に合ったドラフト戦略を」【ドラフト特集】
第129回 【小関順二のドラフト指名予想】福岡ソフトバンクホークス編「3、4年先を見据えて!今年も高校生主体の指名か?」【ドラフト特集】
第128回 【2017年ドラフト】花咲徳栄の剛腕クローザー、清水達也の3年間の軌跡を年表でチェック!【ドラフト特集】
第127回 今年の高校生は速球投手揃い。志望届を提出した有望な高校生投手をピックアップ!【ドラフト特集】
第126回 【小関順二のドラフト指名予想】横浜DeNAベイスターズ編 「チーム内で化学反応を起こすような指名を」【ドラフト特集】
都立東大和vs東京【東京都 2017年秋の大会 東京都大会】
早稲田実業vs東京実【東京都 2017年秋の大会 東京都大会】
都立葛飾野vs東京都市大付【東京都 2017年秋の大会 東京都大会 一次予選】
拓大紅陵vs東京学館船橋【千葉県 2017年秋の大会 千葉県大会】
東京学館船橋vs国分【千葉県 2017年秋の大会 千葉県大会】
第217回 飯塚 悟史選手(日本文理高等学校) 【後編】 【2014年インタビュー】
第216回 飯塚 悟史選手(日本文理高等学校) 【前編】 【2014年インタビュー】
日本ウェルネス 【高校別データ】
都立小平 【高校別データ】
桜丘 【高校別データ】
渋谷教育学園渋谷 【高校別データ】
城北 【高校別データ】
成城 【高校別データ】
大成 【高校別データ】
帝京 【高校別データ】
東京 【高校別データ】
東京学芸大附 【高校別データ】
東京学館浦安 【高校別データ】
東京工業高専 【高校別データ】
東京都市大塩尻 【高校別データ】
東農大三 【高校別データ】
東農大一 【高校別データ】
東農大二 【高校別データ】
都立日野 【高校別データ】
八王子 【高校別データ】
明星 【高校別データ】
明大中野 【高校別データ】
和光 【高校別データ】

プロフィール

小関 順二
小関 順二
  • 出身地:神奈川県横須賀市生まれ。
  • ■ プロ野球のドラフト(新人補強)戦略の重要性に初めて着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。ストップウオッチを使った打者走者の各塁走塁、捕手の二塁スローイングなど各種タイムを紹介したのも初めてで、現在は当たり前のように各種メディアで「1.8秒台の強肩捕手」、「一塁到達3.9秒台の俊足」という表現が使われている。
  • ■ 主な著書に『プロ野球問題だらけの12球団』(年度版・草思社)、『プロ野球スカウティング・レポート』(年度版・廣済堂あかつき)、『ドラフト物語』(廣済堂あかつき)、『野球力』(講談社+α新書)、『プロ野球サムライたち』(文春新書)などがある。
  • ベースボールファン(有料コラム)では、「野球を歩く」を寄稿、野球ファン必見の野球歴史コラムを配信している。 
  • 小関順二公式ブログ

ベースボールファン
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム