第88回 秀岳館投手陣が清宮勝負を決断した理由。そして対決して得たものとは?2017年05月15日

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 13日から14日にかけて行われたRKK招待高校野球大会。今年の招待試合の注目は、高校通算92号を打っていた清宮 幸太郎の打撃だろう。実際に八代戦で高校通算93号を放ち、熊本の高校野球ファンを喜ばせる活躍を見せた。ドラフト的に注目なのが、清宮vs田浦 文丸川端 健斗と2人の速球派左腕擁する秀岳館との対決である。試合前から注目度が高かった対決は、3打数1安打2四球の結果となり、秀岳館投手陣が大事な場面で清宮を抑え、勝負に勝った形となった。この対決で秀岳館投手陣を得たものとは何だろうか。

清宮勝負で何を得たのか?


川端健斗投手(秀岳館)

 先発の川端はこの対決について「楽しみにしていた」とコメント。1回表、二死の場面で実現した対決では、最速144キロを計測したストレートを中心に投げ込んだが、コースがわずかに外れて四球。この投球の意図について川端は、「打席に立った瞬間、甘く入ったところは打たれるのはわかっていたので、緩い変化球は投げず、力のあるストレートでコーナーへ投げることにしました」と清宮に対しての攻め方を明かしてくれた。

 第2打席は3回一死の場面で回った。141キロのストレートを捉えられ、右前安打。「コースはそれほど悪いコースではなかったのですが、一瞬に振り抜いて、一瞬でヒットゾーンに飛んでいきましたので、改めて凄い打者であることが分かりました」と清宮の凄さを実感していた。第3打席は5回表、二死一、二塁の場面で打席が回った。打席前、秀岳館バッテリーは話し合いを行った後、清宮勝負。これも慎重な攻めに徹し、四球。続く野村 大樹を三振に切り抜け、川端はストレートとキレのあるスライダーをコーナーへ投げ分けながら、5回7奪三振無失点の投球でマウンドを降りた。だが、川端は今日の投球については満足していない。
「球数(97)も多かったですし、僕はストレート、スライダーのどちらかの調子が良いボールを中心に投げ込むのですが、どっちも良くなくて、悪いなりに無失点に抑えられたのは良かったです。ただ自分のボールには納得がいっていないので、次はベストな状態で早稲田実業と対戦したいです」
もし次当たるとなれば夏の甲子園である。次、甲子園で当たった時は?と聞かれると、
「ストレートで三振を奪いたいです」と三振奪取を誓った。清宮の凄さを実感しながら、冷静に清宮との勝負に徹した川端。これこそ清宮斬りのヒントかもしれない。

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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