腰背部のコンディショニング
第44回 腰背部のコンディショニング2011年11月01日
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体幹周りのコンディショニングを身体の構造から考えよう
こんにちは。(有)ベースボールトレーナーズの殖栗です。今回は球児のリクエストにお答えし、腰背部のコンディショニングについて緊急特集します。身体の構造をしっかりと抑えずには正しいコンディショニングはできません。今回のコラムでは身体の構造を解説していきます。
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3.コンディショニングで一番大事なこと(1:37)
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3.コンディショニングで一番大事なこと(1:37)
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腰背部の構造
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1:椎体は胸椎、腰椎は楕円です。
2:脊柱管、胸椎は円形、腰は三角形です。
3:椎間関節の形態は、外側に広がり回旋しやすく、腰椎はカーブを描いている形になり、前後屈と側屈が出やすいです。
4:椎弓、胸椎は上下幅が広く、棘突起が細長く下方に下垂している。椎弓間が非常に狭い。腰椎の棘突起は下方に緩いので椎弓間も広いです。
5:胸椎は上下関節に上下肋骨窩があり、上下2椎で一つの関節窩を作り、肋骨頭との間に肋骨頭関節を成しています。
6:椎体の前面には全縦靭帯、椎間版にも付きます。
7:後は二層の後縦靭帯が椎間板としっかり結びつき、二層の間には血管が走っている。
8:椎弓にはエラスチンを多く含んだ黄色靭帯があり、椎間関節の前面にも多いです。これは前屈を制御しています。
9:棘突起間に棘間靭帯、横突起間には横突起間靭帯があります。
10:腰椎の4,5番目の横突起と腸骨稜との間には腸腰靭帯があり、腹側仙腸靭帯、背側仙腸靭は仙骨の上部を固定し、仙絡、仙棘靭帯が仙骨下部を固定します。
11:椎間板は線維輪、髄核、軟骨終板から成り、軟骨終板は骨化しなかったうすい軟骨であり、線維輪は膠原線維で出来ていて、軟骨終板に付着して外側はシャー線維として椎体に付きます。髄核はムコ多糖タン白複合体として水分を首都するゲル状物質で加齢と共に水分を失い、負担が大きくなります。
12:椎間関節は上下の関節突起で成り、硝子軟骨で覆われています。関節包と靭帯で囲まれた滑膜関節です。関節内に半月があります。
13:脊髄神経は脊椎管にあった脊髄・神経が椎間孔から出たもので、胸髄は12、腰髄は5,仙髄は5、尾髄は1である。椎間孔から出ると、前枝は胸椎で肋間神経に腰仙椎では下肢を支配していて、後枝は椎間関節に分布して、腰背筋、腰背部の皮膚を支配します。また、脊髄神経から出て椎間孔を逆流して、靭帯を線維輪表層に分布するものを脊椎洞神経と言います。
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腰背部の障害
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コンディショニングで一番大事なこと
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お疲れ様でした!次回から体重増加のためのトレーニング方法について解説していきます。