- トップ
- コラム一覧
- 殖栗正登のベースボールトレーニング&リコンディショニング
- 速い球の投げ方5
第20回 速い球の投げ方52010年09月06日

さて、今回でコラムも20回を迎えることになりました。ありがとうございます。多くの選手、コーチ、トレーナーの方から反響を頂き、驚いています。「バランス野球学」をテーマにスタートした当コラムですが、ピッチングの質問が多く来たため、ピッチャーのフィジカル、フォーム、トレーニング、そして1番の関心のある速い球の投げ方について科学的にお話させていただきました。
今回は、ピッチャーのランニングメニューの質問が多く頂いたので、私が現在診ている選手のランニングメニューを参考にご紹介することにしました。
ただし、こちらは大学生の春のリーグ戦が終わり、8月のオープン戦が始まるまでの【スピードアップのためのランニングメニュー】であるので注意して下さい。私も選手時代はピッチャーで、皆さんと同じように球速を上げることを求めていました。そのためのトレーニングの一つ行っていたランニングをご説明します。
軸脚と踏み込み脚を意識する
これまでの「速い球を投げる方法」で書いてきましたが、野球のエネルギーは回転エネルギーが大きいウェートを占めます。そのため、軸脚と踏み込み脚の役割は全く逆になります。軸脚は押しこむ動作なので、普通にダッシュするトレーニングでよいのですが、踏み込み脚はその逆の引きこむ動作です。ですので、ただ前に進むダッシュでは、軸脚の方しか役割を果たせていないことになります。
私は選手にトレーニングを課すときは必ずタイムをとらせています。それをトレーニング期間の最初と数カ月後でどれだけ何%成果があったかチェックするためです。そのトレーニングによる伸び率が落ちてきたら、そのトレーニングはやりません。というのも体が慣れてしまったからです。
【力学的なフォームの流れ】から考えると、軸脚は「上胴のエネルギー増加局面」で、スライド脚は「後期コンキング局面」で強く球速に関与しています。(こちらは次回詳しくご説明します)この2つの脚を上手に使うフォームと、そのパワーを増すランニングメニューが必要であり、【スピードアップのためのランニングメニュー】は、ただポールとポールの間を走るものではありません。
速い球の投げ方【殖栗正登のバランス野球学】バックナンバー
第19回 速い球の投げ方4【殖栗正登のバランス野球学】
第18回 速い球の投げ方3/イップスの治し方2【殖栗正登のバランス野球学】
第17回 速い球の投げ方2【殖栗正登のバランス野球学】
第16回 速い球の投げ方1【殖栗正登のバランス野球学】
- 殖栗正登先生
- 生年月日:1976年1月22日
- 出身地:新潟県
- 新発田南高校卒業後、立正大学、東京医療専門学校へと進学。
- 怪我のため、野球部を退部するもプレイヤーとしての情熱を持ち続け、米国、台湾で野球(2軍練習生)として夢を追う。しかし、度重なる怪我によりプレーヤーとしての道を断念し、引退。
- その後柔道整骨術やカイロプラクティックなど、体に関する様々な分野を学び、整骨とボディバランス整体とストレングス・コンディショニングを融合したボディバランス整体院トレーニングルームを開設。
現在、ボディバランス整体院で、多くのプロ野球選手から大学野球,高校野球などのアマチュア選手まで幅広く指導。モデルなども指導している。 - ■ 講演依頼はこちら








コメントを投稿する