Column

花巻東(東北地区代表)通算47本塁打の佐々木麟太郎に注目。攻撃、守備ともにハイレベル!投手は技巧派揃い

2021.11.19

東北地区代表:花巻東(岩手) 初出場


初出場の花巻東

チームデータ

代表決定までの経過

試合日 試合 得点 失点 対戦校 勝敗
10月26日 東北大会 決勝 4 1 聖光学院
10月24日 東北大会 準決勝 4 3 八戸工大一
10月23日 東北大会 準々決勝 8 2 仙台育英
10月21日 東北大会 2回戦 11 1 東日本国際大昌平
9月20日 岩手大会 決勝 19 9 久慈東
9月19日 岩手大会 準決勝 12 6 盛岡大付
9月15日 岩手大会 準々決勝 19 11 黒沢尻工
9月13日 岩手大会 2回戦 12 1 専大北上

登録選手 ※秋季北海道大会より

                                 

背番号 氏名 学年 ポジション
1 萬谷 大輝 2 投手
2 田代 旭 2 捕手
3 佐々木麟太郎 1 内野手
4 小原 大和 2 内野手
5 小澤 修 2 内野手
6 宮澤圭汰 2 内野手
7 金 拓門 2 外野手
8 渡辺 陸 2 外野手
9 菊池 敏生 2 外野手
10 菊池 興洋 2 投手
11 工藤 翔大 2 投手
12 植野 叶泰 2 捕手
13 平澤 徹也 2 内野手
14 熊谷 陸 1 内野手
15 千葉 柚樹 1 内野手
16 廣内 駿汰 1 内野手
17 北條 慎治 1 投手
18 吉田 幸永 2 外野手
19 佐々木 唯天 1 内野手
20 久慈 颯大 1 捕手

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チーム紹介


佐々木麟太郎(花巻東)

 この夏、強打の盛岡大附に決勝戦で敗れ、その悔しさを忘れずに取り組んできた花巻東。1年生スラッガー・佐々木麟太郎の打席に注目が集まるが、前後の打者のレベルも高く、強打の捕手・田代旭、遊撃手の宮澤圭汰がいる。佐々木は体格や技術的なものを見ても、生粋のスラッガータイプだが、通算本塁打が多い田代や公式戦でも本塁打を放っている宮澤は本質的には中距離打者タイプなので、ライナー性で外野の間を抜く打者として認識したほうが良いかもしれない。ただ、甘い攻めならば確実に持っていく打者は多い。

 東北大会の打撃を見ると、じわりじわりと走者をためながら高レベルの走塁と確実性の高い打撃は驚異的だ。

 守備を見ると、強肩捕手・田代は常に相手の観察を怠らず、一塁、二塁、三塁と牽制死を狙う。さらに内野手、外野手ともに機敏な動きを見せ、実に組織的だ。準決勝・八戸工大一戦後、佐々木監督は「昨年は東北大会準決勝で0対1で負けて悔しい思いをしています。そのリベンジができて嬉しいです」と振り返った。

 初の明治神宮大会では、前評判どおりのパフォーマンスを発揮できるか。

【投手陣】

 左腕・萬谷 大輝は、120キロ中盤ながらスライダー、カーブ、チェンジアップを巧みに投げ分けて打たせて取る投球が持ち味の技巧派だ。決勝戦で登板した大型右腕・北條 慎治、曲がりが大きいカーブで翻弄する菊池 興洋、右サイドからスライダー、シンカーを巧みに投げ分け、4回無失点の好投を見せた工藤 翔大と、ゲームメイクができる投手がいずれも技工派。狙い球を絞らせない投球を見せて、すいすいと0を積み重ねていきたい。

(文・河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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