部員16人をまとめる琴平(香川)の名物のマラソン
琴平のメンバー一覧
マネージャーを含め、2学年合わせて16名という琴平。だからこそ選手たちは試合での経験値は豊富で、今年のチームは投手・橋村直治を中心に安定した試合運びが出来ることが強みだ。
なかでも橋村とともに1年生の髙谷祈良らが下級生ながらここまでチームの主力として活躍。春以降も活躍が期待されるが、強肩強打の選手として2年・大西一輝をはじめ、大西愁人、田中慎一朗、1年生の白石翔愛の台頭にも期待が持たれる。
■善通寺マラソンでチーム力を高める
冬はマラソンシーズンだ。箱根駅伝をはじめ、大きな大会が開かれる。香川の琴平でも冬場になるとマラソンが行われる。といっても42.195キロを走るのではなく、学校から7キロほど離れた場所にある善通寺までマラソンをするのだ。
琴平の練習模様
往復にして15キロほどになるが、その道のりを通じて足腰やスタミナ強化はもちろんだが、「全員で取り組むことで団結力は高まります」と加藤主将は語る。ただ走るのではなく、チーム力も同時に養うことを目的にして、更なるレベルアップを図っている。
野球教室の様子
■心機一転のスタートも悔しい敗戦
守備からリズムを作る野球を信条にしている琴平が掲げるスローガンが『オレがやる』だと橋村は話す。練習をはじめ試合中のチャンス場面で消極的になることが多く、結果を残すことが出来なかった。そんな考えを払拭して意識づけするために、スローガンを掲げたとのことだ。
琴平の選手たち
■13種目のサーキットトレーニングが名物
今の最上級生たちは入学してから公式戦での勝利を知らない。加藤主将は「新チームが始まったときから公式戦1勝を目指して練習をしてきた」とコメント。
一戦必勝の精神でさらなる高みを目指す琴平。指揮官の山本監督の目には「打球は飛ぶようになってきたので楽しみです」と成長の手ごたえを感じている。2018年の夏の大会以来の公式戦勝利へ、一戦必勝で目の前の試合に全力を尽くす。
(取材=田中 裕毅)
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