花園(京都)「目標は全国での1勝!甲子園で勝てるチームを目指す!」
“甲子園で勝てるチーム”になる
花園の選手たち
■中高一貫の進学校
今春、京都大学や千葉大学に卒業生を輩出した花園は目指す大学に合わせて3つのコースが設置されている。
中高一貫校で、学校にはカフェテリアや中庭。そしてトレーニングルームに禅を組める講堂がある恵まれた環境の中で、陸上部は全国クラスを誇る。そのほかに男子バレーボール部や剣道部、ラグビー部、吹奏楽部、そして硬式野球部が強化クラブに指定されている。
■王者・龍谷大平安と対戦
現在1年生22名、2年生23名、3年生21名の66名で活動している花園。他の部活動と併用して校庭を使うため、週2回のみ全面を長く使えない。そうした環境の中でもチームの目標である“甲子園1勝”を目指して、日々練習を重ねている。
そんな花園は新チーム結成時、“元気ではどこにも負けないこと”をテーマに掲げてスタート。しかし昨秋、Fゾーンに入った花園は1次戦で敗退し、長いオフシーズンに入った。春、そして夏に勝ち続けるために、チームでは基本となる体づくりに重点を置いてトレーニングに励んだ。
こうして迎えた春季大会。花園は1次戦を何とか勝ち上がり、2次戦へ進出。勢いづいてきた中で初戦に対戦したのは選抜出場校・龍谷大平安。序盤は競ったゲーム展開だったが、後半に崩れ、0対7で敗れた。しかしこの試合を通じて「王者・龍谷大平安と対戦出来たのは大きな財産だった」と主将・髙田賢三は振り返った。
■“甲子園で勝てるチーム”を作る
名門校との対戦を通じて、現在は“甲子園で勝てるチーム”を作るために練習に励んでいる。そんなチームを今まで牽引してきたのが、エースとしてチームの勝利に貢献してきた藤田駿伍。チームの士気を高めるムードメーカー・牧野光海。さらにチーム唯一の2桁本塁打を放つ髙田主将の3名だ。
特に髙田主将は先頭打者としての出塁率が8割をマークしている。藤田や牧野、そして太田力斗とともにこの夏の活躍が期待されるキーマンだ。
■「甲子園で1勝します!」
「甲子園で1勝します!」と最後に意気込みを語った髙田主将。夏の大会の初戦は奇しくも龍谷大平安。春のリベンジを果たすため、そして甲子園での1勝のために、
・後半の粘り強さ
・何事にも挑戦する姿勢
・自らで考え判断し、行動する力
の3つの武器を駆使して王者に再び挑む。
楽しく悔いのない夏にしたい
花園の選手たち
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
髙田:2年生の時の夏の大会で、春に悔しい負け方をした京都明徳にサヨナラ勝ちできたことです。
上田:自分も同じく、2年生の春に負けた京都明徳から夏にサヨナラ勝ちできたことです。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!
髙田、上田:ハンドリングに注目してください!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
髙田:明るく、元気なところが好きです。
上田:明るさと元気は好きなところですし、他のチームには負けていないです。
Q.この夏はこういう夏にしたい!というのを教えてください
髙田、上田:楽しく悔いのない夏にしたいです!
髙田主将、上田副主将、ありがとうございました。
新たな花園の歴史をつくれ!
ここからは花園高校の小瀬博孝監督に話を伺います!
Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか
守備と攻撃とともにレベルアップを図ってきたと同時に粘りもこれまで求めてきました。また、チームワークなども今まで磨いてきました。
この夏は、主将の髙田や副主将の上田を中心にしたチームワーク、そして最後まであきらめない気持ちをもってプレーできるところを強みにして戦いたいです。
Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします
花園高校野球部の活動目的、“野球による人間力育成”。そして選手の力を引き出すために、コンピテンス(有能感)の獲得を忘れず、新たな花園の歴史をつくれ!
小瀬監督、そして花園高校野球部の皆さんありがとうございました!
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