加藤学園(静岡)「走塁を得点力へ!全力疾走、全力発声で捲土重来を期す」
夏に向けて走塁を絡めた攻撃力を意識
加藤学園の集合写真
■西武ライオンズの高橋朋己投手を輩出
静岡県沼津市に校舎を構え、元々は女子高であった加藤学園。女子プロ野球選手の深澤美和や塩谷千晶、箱根駅伝で青山学院大学の4連覇に大きく貢献した下田裕太などを輩出した実績を持ち、硬式野球部も西武ライオンズで活躍する高橋朋己投手を輩出した。
■今春は東海大会へ進出!
硬式野球は現在、3年生20名、2年生18名、1年生11名の計49名で活動しており、「負けん気、向かっていく気持ち、攻撃力」の3つのセールスポイントを武器に、甲子園出場を目標に掲げて日々練習に取り組んでいる。
今年のチームが発足した際には、キャッチボールなどの基本を大事に練習に取り組み、秋季静岡県大会ではベスト4進出、春季静岡県大会では準優勝を果たして東海大会に出場した。
■夏への宿題を見つけられた春の大会
そんな加藤学園野球にとって、新チーム結成以来最も印象に残ってる出来事は秋季静岡県大会の3位決定戦で静岡に敗れたことだ。静岡に4対6で惜しくも敗れた加藤学園は、東海大会出場を逃して大きな悔しさを経験。
オフシーズンは、体重アップと筋力強化を中心にトレーニングに努め、春の躍進に繋げた。文字通り、秋季大会の悔しさを晴らすことが出来たのだ。
■課題は後半の試合運び
だが、加藤学園の選手たちに満足感はない。現在は得点力の低さを課題に挙げており、夏に向けて走塁を絡めた攻撃力を意識して練習に取り組んでいる。
主将の林口泰地は「勝ちにこだわって、自分たちの全力を出せる夏にしたい」と夏に向けて強い意気込みを語った。
■Wエースを中心に岐阜を勝ち上がる!
ここまでチームを引っ張ってきたのは、川上智己と藤原颯二郎の二人の副主将だ。二人の存在は、チームにとってとても大きなものとなっている。
また、藤田聖の活躍も見逃せない。藤田の持ち味は何と言っても広い守備範囲である。ポジショニングの上手さには目を引くものがあり、これまでチームの危機を幾度となく救ってきた。まさに守備の要と言える存在なのだ。
彼らの活躍が夏の躍進の大きなカギを握っていると言えるだろう。
良い仲間に出会えたことが一番の思い出
副主将の藤原颯二郎 ※写真は東海地区大会
ここからは川上智己と藤原颯二郎の二人の副主将に話を伺いました。
Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください
川上:走塁を絡めた攻撃力と何点取られても取り返せるバッティングです。
藤原:あと一歩のところで自分たちの弱いところが出てしまうので、夏までにメンタルを強くしなければいけません。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
川上:このチームで甲子園を目指して野球が出来ていることです。
藤原:良い仲間に出会えたことです。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!
川上:どんな状況でも全力疾走、全力発声を見て欲しいです!
藤原:自分も全力疾走、全力発声を見て欲しいです!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
川上:勝ちたいという気持ちと、最後まで諦めないところです!
藤原:どんな相手でも、食ってやろうと思う気持ちが強いところです!
Q.この夏に向けた熱い意気込みをお願いします!
川上:秋、春のリベンジを果たし、一戦一戦全力で戦いたいと思います。
藤原:秋、春と悔しい結果だったので、この夏は全員で甲子園に出たいと思います!
川上、藤原両副主将ありがとうございました!
相手に向かっていくような攻撃的な野球を
ここから加藤学園の山田泰基部長に話を伺います。
Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか
攻撃力の高いチームを目指して、打撃と走塁に力を入れています。今年のチームは、勝負強いプレーが強みです。
Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします
恐れることなく挑戦する気持ちで、相手に向かっていくような攻撃的な野球をしてもらいたいです。一戦必勝!
山田部長、そして加藤学園野球部の皆さん、ありがとうございました!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!