安定と打力向上を目指す!東播磨(兵庫)
諦めずに攻めの姿勢貫く!
東播磨の集合写真
■名将の指導で力を付けてきた公立校
兵庫県加古郡稲美町に所在する東播磨は1974年に開校した県立高。加古川北を2度甲子園に導いた福村順一監督がチームを率いている。秋は8強に進出し、報徳学園と0対1の接戦を繰り広げた。これまでに甲子園出場経験はないが、名将の指導の下でこれからの躍進に期待がかかる。
■東播磨野球部の紹介の紹介
現在は2年生24名、1年生9名で活動している。平日は他の部と共用のため、基本のゴロ取りなどを多く取り入れているという。逆転できる力、打線のつながり、チームワークがチームのウリで「夏に甲子園で1勝」を目標に日々の練習に取り組んでいる。
■最も印象に残っている試合は?
主将の奥田雄介(2年)は新チームが始まってから印象に残っている試合には金光大阪との練習試合を挙げている。前半で6点差をつけられて後半を迎えたが、諦めずに攻め続けたことで最終回にサヨナラ勝ちを収めることができた。新チームが始まってから初めて長い試合をして諦めずにやり切れたことが彼らの記憶に深く刻まれている。
■新チームがスタートしてからここまで活躍してきた選手は?
新チームになってから活躍した選手には石原陸、軽部昂、瀬崎知也、酒井敏訓、山下泰知の名が挙がった。石原、酒井、瀬崎はここぞという場面でチームを救う一打を放ってチームに貢献。特に石原はボールを捉える能力とチャンスでの強さに優れており、得点圏での活躍に期待されている。軽部は抜群の守備力でチームを支えている守りの要。山下はエースとして何度もチームのピンチを救ってきた。
■オフシーズンのテーマ
「このオフシーズンでは野球の動きを繰り返して下半身を強化することをテーマに取り組んでいる。東播磨の名物練習が300mトラックを使って4人一組でリレーを行う「パワー走」と言われるものだ。1人が4本を休みなしで走るためかなりハードなメニューである。
奥田は「冬のこの時期の一人ひとりの練習に対する意識が春に大きく影響するから、自分たちで目的を理解して練習に取り組む」と宣言。一冬超えた彼らの成長が楽しみだ。
チャンスでの勝負強さが武器
器具を使ってトレーニング中!
ここからは、副主将の瀬崎知也捕手(2年)と投手主将の山下泰知投手(2年)に2人に話を伺いました。
Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください
瀬崎:速球の対応とチームの盛り上がりです。
山下:安定した力を出すことと好投手からの得点力です。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
瀬崎:二塁送球の安定感と速球や外のボールの対応力です。
山下:スタミナと直球のスピードと質を上げていきたいです。
Q.応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?
瀬崎:チャンスでの勝負強さです。
山下:打たせて取るピッチングです。
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
瀬崎:試合終了まで諦めず攻め続けるところです。
山下:走塁力です。
Q.このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
瀬崎:県を代表する選手になります!
山下:負けないピッチャーになります!
瀬崎選手、山下選手、ありがとうございました!
目指すは打力向上!
ベンチプレスで上半身強化!
福村順一監督にお話を伺いました!
Q. 今年のチームはどんなテーマを持ってチームを創り上げてきましたでしょうか?
「あたりまえの事を確実に」→基礎・基本の徹底をテーマとし、チームカラーを意識したチーム作りをしてきました。
Q. 秋の大会の振り返りならびに、冬のテーマを教えて頂けたら幸いです。
秋の大会では基礎・基本力についての成果は出ましたが、チームカラーを出し切れていないです。打力に課題を残したので、チームカラーに輝きをつけ、打力向上をテーマにしていきたいと考えています。
Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!
冬を制する者は夏を制する。自分としっかり向き合って厳しい冬を乗り越えてください。チームカラーを輝かせるとともに一人ひとりがしっかり輝いて夏は大きな花を咲かせよう!
福村監督。そして、東播磨高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!