第73回 取手一高等学校(茨城)2018年03月02日

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チームを引っ張る名越 優真主将(取手一)

【目次】ページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!
[1]「共創野球」で甲子園出場へ
[2]取手第一の強みは「適所守備」
[3]「己」に打ち勝って二回りも成長してシーズンを迎えよう。

「共創野球」で甲子園出場へ

■創立80年目の伝統工業高等学校
 千葉県我孫子市と利根川を挟み接する茨城県取手市にある茨城県立取手一高等学校は、1922年に茨城県北相馬郡北総実修学校として創立。戦前は主に農学校・農芸学校として歩みを進め、1948年4月から現校名となった。主なOBにはアトランタ五輪自転車競技1kmタイムトライアル銅メダリストの十文字 貴信さんをはじめ多数の競輪選手がいる。

■取手第一野球部の紹介
 過去に1968・1969・1973年と3度の夏甲子園出場経験を刻んできた専用グラウンドで練習する野球部。現在は2年生16人・1年生16人の32人で活動している。冬場は前足と手の距離がとれて上体の割れパワーをうみ出しやすく、そのパワーをボールに伝えるテニスボール打ちなどユニークな練習にも取り組んできた。
 現チームのキャプテンは名越 優真二塁手。「このチームの強みは自主攻撃力・適所守備・チームの雰囲気。この冬場は全員が体を1回りでも2回りでも大きくすることをテーマにしています。そして、本校野球部は相手を称え、共に高めあって素晴らしい試合を作っていく『共創野球』で甲子園出場を目指しています」と力強く話してくれた。

■チームがスタートしてからの思い出深いエピソードは?
 昨秋は茨城県南地区予選で土浦一との接戦を2対1で制し県大会に進出。県大会でも、2回戦では守谷に7対2、3回戦では常磐大高に6対5と競り勝ち。準々決勝へ駒を進めた。準々決勝の相手は後にセンバツ出場を果たすことになる明秀学園日立。9回表まで0が並び、息詰まるような投手線。が、9回裏に痛恨のサヨナラ負けを喫し、初のセンバツ出場は夢に終わった
 名越キャプテンにとって思い出深い試合もやはり明秀学園日立戦。「結果は0対1でしたが、この1点の壁がとても大きかったです。まだまだ1人1人の力が足りないと再認識できた試合でした」と振り返った。

■新チームを引っ張ってきた選手は?
 名越キャプテンが昨秋の活躍選手としてあげたのは三浦 優人用 優羽、菅原 直生の3名。「三浦は全試合完投、テンポの良いピッチングでチームを勢いづけたし、右打者の用は守谷戦の初回にライトスタンドにホームラン。菅原もチャンスなどの緊迫した場面でも4番としてタイムリーを放ってくれました」とそれぞれのよさについて語ってくれた。
 春以降のキーマンには3名に加え、色部 幹太と濱川 慎之介をあげてくれた名越キャプテン。特に用については「俊足選手でもあるたので盗塁などでの揺さぶりやチャンスメイクができる。そして得点圏にいるランナーをしっかり返してもらうことを期待しています。彼が勢いづくと、チームにもその勢いが波及するので積極的に声を出して、プレーで引っぱってほしいです」と話してくれた。

■この冬の意気込み!
 「全員が体を大きくして、私立に対抗できるよう体力・技術をさらに向上させ、春に爆発できるように自分に厳しく、精一杯練習していきたいと思います!」(名越キャプテン)

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取手一 【高校別データ】

プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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