Column

洛北高等学校(京都)

2018.02.25


練習に取り組む洛北高校野球部の選手たち

得点力の向上させる

■中高一貫コース、スポーツコースも持つ府立校
 京都府京都市にある京都府立洛北高等学校。創立は1870年。京都一中の流れを汲む歴史ある府立校だ。附属中学校を持ち、中高一貫で学ぶコースや部活動での全国大会出場を目指すスポーツ総合専攻コースが設置されているのも大きな特徴。昨秋は敗者復活を経て、一次戦を突破し、京都府大会二次戦出場。二次戦初戦では京都二中を前身とする京都鳥羽との「伝統校対決」が実現したが0-6で敗退。この悔しさを胸に冬の練習に取り組んでいる。

■野球部の紹介

 現在2年生12名、1年生9名の計21名が在籍。グラウンドはサッカー部、ラグビー部と共用のため、全面を使用できるのは週二日と制約がある。限られたスペース、時間を有効活用するため、選手主動でメニューを考えることもあり、能動的な練習で力を付けている。

■秋季大会を振り返って
 平岡 縁副主将は印象深い試合の一つに京都府大会一次戦・Cゾーン敗者復活決勝の北稜戦を挙げた。「点の奪い合いになり、終盤まで流れが両チームを行き来する、緊迫した試合でした。それでも、負ける気がしなかった。その感覚がとても印象に残っています」と理由を語ってくれた平岡副主将。もう後がない緊迫した試合でも、自分達を信じ、勝ち切れたことが大きな財産となったようだ。

■新チームを引っ張ってきた選手は?
 林 汰一志田村 大翔の二名を挙げた平岡副主将。「林は二次戦初戦で京都鳥羽相手に中盤まで1失点。しっかり試合を作ってくれました。田村は一次戦で抜ければ逆転の打球をダイビングキャッチ。球際の強さでチームを救ってくれました」とそれぞれ理由を語ってくれた。

■この冬の意気込み!
 「この冬で得点力をアップさせたいです。単純な打力はもちろん、バントを中心とした小技、走塁も絡めた攻撃で、連打が出ない状況でも点を奪えるチームになりたい。また、1年生は小柄な選手が多いので、先輩に負けないよう身体づくりに臨んでほしいです」とチーム全体の目標、そして1年生へのゲキを語ってくれた。

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[page_break:工夫を凝らした練習方法が特徴!]

工夫を凝らした練習方法が特徴!


洛北高校野球部 選手たち

 

 ここからは洛北高校野球部の田村 大翔主将、川上 智大投手に話を伺いました!

Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。

田村:1番を打たせてもらいましたが、出塁率が上がらなかったことが課題です。
川上:コントロールを保つためのフォーム修正能力、スタミナを維持できない身体の弱さです。

Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください

田村:ケガをしない強い身体を作り、それを野球へ繋げることです。守備では安定感を出すこと、打撃では左打席に挑戦します。
川上:力強く投げるために、身体を一回り大きくし、フォームも修正します。

Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください。

田村:プレー全体でチームを引っ張る姿を見てください!
川上:多彩な変化球に注目してください!

Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?

田村:練習メニューを自分たちで考え、実行できるところと工夫を凝らしたトレーニング(音楽に合わせてリズム良く動くトレーニングなど)があるところです。
川上:たくさんの工夫が散りばめられたトレーニングです。

Q. このオフシーズン、『自分はここまで成長するぞ!』と、いうこの冬の熱い宣言を最後にお願いします!

田村:両打席ともに広角に打てる、対応力のあるスイッチヒッターになります!
川上:球速を10km/h上げること、1-0で勝てるピッチャーを目指します!

田村選手、川上選手ありがとうございました!

[page_break:自信をつける冬に!
]

自信をつける冬に!


下半身をトレーニング中の選手たち

  堀田 敦史監督に伺いました!

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。

 新チーム始動のタイミングで監督を引き受けることになり、「自ら考え、主体的に」を目指すチームカラーに設定しました。

Q. 秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。

 秋季大会では9年ぶりに16強に入ることができましたが、8強進出を懸けた京都鳥羽戦を始め、自分達の長所を発揮できた試合は多くありませんでした。
この冬は
①実戦力②野球に繋がるトレーニング③個々のスキルアップ
をテーマに取り組んでいます。

Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。

 時間(人生)は有限、選手としての可能性は無限。ひたむきに努力を重ねて、「自信」を身につける冬にしよう。大いに期待しています。

堀田 敦史監督、そして洛北高校野球部の皆様ありがとうございました!


今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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