第53回 京都文教高等学校(京都)2018年02月23日

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[1]京都の勢力図を変えるために
[2]練習での雰囲気のよさが強み
[3]日々「使命」に燃え、夏必ず「大東の地から感動を」


京都文教高等学校野球部

京都の勢力図を変えるために

■今年で創立114周年、共学化15年目へ
 京都府京都市左京区にある浄土宗系列私学の京都文教高等学校は、1904年に創立された高等家政女学校が起源。1947年に家政学園高等学校、1995年に京都文教女子高等学校と校名を変えつつ、長らく女子校時代が続いた後、2004年の創立100周年を契機に男女共学化・現校名となった。OGには北京五輪シンクロナイズドスイミング代表の青木 愛さん。2年生には昨年の世界ジュニア柔道選手権大会44kg級金メダリストの久保井 仁菜さんが在学中である。

■京都文教野球部の紹介
 共学化と同時に創部された野球部は現在2年生13名、1年生17名の計30名で活動。「甲子園出場、そして、京都の勢力図を変える」を目標に、校庭や河川敷グラウンド、京都文教大グラウンドを併用しつつ、昼休み時間にもスイング練習などを行って時間・スペースを有効活用している。現チームは外野手の上村 力基キャプテンが「声・表情(笑顔)・ダッシュがセールスポイントです」と話す特長を活かし、「勝利への執念」をスローガンに掲げてスタートした。

■チームがスタートしてからの思い出深いエピソードは?
 昨秋の京都府大会は一次戦Bゾーンで京都明徳京都すばるに勝利。代表決定戦で龍谷大平安に0対6で敗れたものの、敗者復活戦で京都すばるに再勝し、府大会に進出。その初戦では京都学園に2対10で7回コールド負けに終わったが、展開が全て異なる5試合で貴重な経験を積んだ。
 その中でも特に上村キャプテンが印象深い試合としてあげたのが10対9で競り勝った京都すばるとの一次戦2回戦。「5回まで投手戦。6回表に4点をとられ一気に逆転されると、その後はシーソーゲームの試合展開になったが、8回裏1点ビハインド、1死満塁で自分に打席が回ってきた時に、自分が入院していた時に病院に全員で見舞いにも来てくれた2年生はじめ仲間の応援も力になって、左中間フェンス直撃のツーベースヒットで逆転し勝ち切れた」一体感が、後に府大会出場を引き寄せるベースとなった。

■新チームを引っ張ってきた選手は?
 キャプテンの上村 力基は、秋季大会19打数10安打。内野の要に加えて救援投手としても活躍。森脇 詩月は4番として1本塁打を放った。また、エースの平野 太陽は打撃面でもチームに勢いを与えた。
 さらに春に向け、上村キャプテンは、舩川 大智、中村 都希多の2選手を期待選手としてあげた上で、開主 真葵についても「彼は走り打ちができるので、相手を脚で破壊できる存在になれます」と明言する。

■この冬の意気込み!
 「春、優勝するためにまずは人間性を磨いていき、大舞台で活躍できるメンタルを作り、体重・筋肉を増加させる。また、けがをしないようにストレッチを欠かさず行い、柔軟性を上げていきます。成長した姿を春に見せるので、楽しみにしておいて下さい」(上村キャプテン)

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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