山口県立下関西高等学校(山口)
円陣の様子(下関西)
21世紀枠の中国地区候補に選出
■これからの時代に必要な力を高める探求科を新設
山口県下関市にある山口県立下関西高等学校は1920年に創立。現在、全日制は普通科のほか、今年度から思考力、判断力、表現力を高めて課題解決を図る探究科(人文社会科学科と自然科学科から構成)が設置されている。野球部は51年の夏の甲子園で1勝。昨秋は山口大会を3位で勝ち上がり、中国大会へ出場した。限られた練習時間や施設のなかで好成績を挙げたことで、今年のセンバツ大会における21世紀枠の中国地区候補に選出されている。
■下関西野球部の紹介
野球部は2年生13名、1年生13名の計26名。小川 和幹主将は「投手力が良く、ゲーム後半の集中力が高い」と自チームを分析している。グラウンドは他の部活と共有のため、全面を使用できるのは週3~4日だが、持ち前のチームワークと基本のキャッチボールから大切にプレーすることでハンデを跳ね返している。
タイヤ押しの様子(下関西)
■秋季大会を振り返って
新チーム結成時に中国大会出場を目標としていたが、見事に達成。「秋季山口大会の3位決定戦で早鞆高校に勝ち、中国大会出場を決めた後のみんなの表情は忘れられない」と小川主将。そして、その中国大会では初戦の開星戦で1対3と敗退。「勝てなかった悔しさと、強豪校を相手に自分たちも戦えるという実感を持てました」と喜びと悔しさの両方を味わった。
■新チームを引っ張ってきた選手は?
エースとしてゲームを作り、攻撃でも頼れる4番として中軸を担う吉田 有輝投手が投打の柱。ムードメーカーの北川 喬章選手の存在もチームの力となっている。また、俊足で守備範囲が広い中堀 翔選手について、小川主将は「すべてにおいてスピード感あふれるプレーをしてほしい」とさらなる飛躍を望んでいる。
■この冬の意気込み!
個々のレベルアップをテーマにしている下関西。小川主将も「キャッチャーとして体も心も軸になる部分を鍛え、どんな状況でもブレない選手になる。そして、主将としてチームのまとまりを高める冬にしたい」と目標を立て、センバツ出場の吉報を待っている。
試合後半の粘りは負けない!
ランメニューの様子(下関西)
ここからは、エースの吉田 有輝副主将と國元 琢生副主将のお二人にお話を伺いました!
Q.Q. 秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください
吉田:制球力とファーストストライクへの集中力です。
國元:パワーとスピード不足を感じました。
Q.Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
吉田:投手としてはコントロールと球速のアップ。野手としては捕球と送球の確実性を上げたいです。く
國元:筋肉量と体重を増やし、夏にバテない体作りをしたい。
Q. Q.応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?
吉田:フルスイングを見てほしい。
國元:外野からのレーザービームのような送球です。
Q.Q. チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
吉田:好きなところはチームワークが良いこと。他チームに負けていないのは試合後半の粘りです。
國元:学年に関係なく、皆が互いにライバル心を持って向上しようとしているところです。
Q. Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
吉田:球速140キロ超えと、連投が可能なスタミナを付ける!
國元:走攻守、すべての面でレベルアップします!
吉田選手、國元選手、ありがとうございました!
[page_break:自分のため、チームのため、支えてくださる皆さんのために]自分のため、チームのため、支えてくださる皆さんのために
ティーバッティングの様子(下関西)
田中 大輔監督にお話を伺いました!
Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされて来たのでしょうか?
試合を意識したキャッチボールをすること。ポジション、状況など最初の守備機会でアウトにできる捕球、送球を身に付けることをテーマにしてきました。
Q. 昨秋の大会を振り返り、冬の強化ポイントを教えてください。
冬のテーマは秋から引き続きキャッチボール。正確な捕球、それに備える動き、捕球後の握りかえから送球までのスピードなど、基本を徹底して身に付けていきます。
Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!
自分のため、チームのため、支えてくださる皆さんのために、もうひと踏ん張り頑張りましょう!
田中監督、そして下関西高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!