高朋高等学校(富山)
近年の富山県にはなかった強力打線!
■高朋はどんな学校?
富山県富山市にある私立高朋高等学校は1961年に北日本電波高校として開校。69年に北日本高校と改称し、78年に現在の校名となった。99年からは単位制の全日制普通科高校として、30人以下の少人数による授業などが行われている。野球部は今春の富山大会でシード校の富山東などを下し、ベスト4に進出。春夏秋の公式戦を通じて、創部初となる快挙を成し遂げた。
■高朋野球部の紹介
現在、野球部は3年生14名、2年生6名、1年生13名の計33名。普段は「校庭のスペースが狭いので、球場や屋内施設を借りて練習することが多い」と、高畑 光生選手。しかし、今年のチームは「近年の富山県にはない強力打線を抱えていて、攻撃パターンの多さと前の塁を狙う走塁のスピードが特長」と攻撃力に自信を持っている。
■現チームに起こった出来事や試合で印象に残っていることは?
「甲子園で大暴れ」を目標に掲げて、今年のチームを立ち上げた高朋。トレーニングでは1kg以上あるバットを使って3分間連続スイングを10セットや300mのシャトルラン、筋肥大トレーニングなどに取り組み、全国で通用する筋力、体づくりに励んできた。春季大会は「優勝を狙いに行って準決勝で負けてしまい、自分たちの甘さを知った」と高畑選手は振り返るが、5月末の東海大相模(神奈川)との招待試合では1対4で敗れたものの「全国で勝っているチームに対し、自分達も通用することが分かりましたし、どこで差が出るのか課題もはっきりしました」と手応えを感じたようだ。
集合写真(高朋)
■高朋を引っ張る選手は?
打球の速さ、飛距離は抜群で富山県の歴代ホームラン記録更新を狙う主将の高畑 光生選手。打っては4番、守っては捕手として投手陣をまとめつつ、二塁送球のタイムが2秒を切るという強肩で相手チームの機動力を抑える柏木 史也選手。勝負強く、チャンスで打ってくれる頼もしい2年生・佐々木 愛輝選手。どんな時も動じない強気な投球でチームのピンチを何度も救う田中 勝喜投手が主力として活躍。この夏は瀧川 真平選手、松原 快選手、大城 永遠選手のプレーぶりにも注目だ。
■今夏への意気込み
走・攻・守のすべての面で意識改革をしているという高朋。考え方、判断力、対応力などの切り替えを早くしスピード感のある野球を目指す。そして、高畑選手は「甲子園で大暴れして永遠に語られる夏にしたい」と大舞台での活躍を誓っている。
高畑 光生主将(高朋)
富山県で一番熱い夏を過ごしたい!
ここからは、柏木 史也選手(3年)と松原 快投手(3年)の二人にお話を伺います!
Q.夏へ向けての課題や強化したいところを教えてください。
柏木:スピード感をつけることが課題です。
松原:低めのコントロールです。
Q.ここまでを振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください!
柏木:東海大相模と対戦した招待試合です。
松原:転校して1年間たってから迎えた初の公式戦が一番の思い出です。
Q.自分のここを見てほしいというところは?
柏木:気合い、笑顔、強肩、強打です。
松原:マウンド度胸を見てほしい。
Q.このチームの好きなところや、ここは他のチームに負けない!というところを教えてください。
柏木:打力、スイング力は負けません。
松原:波に乗った時の団結力です。
Q.最後に、この夏の意気込みを教えてください!
柏木:甲子園で大暴れします!
松原:富山県で一番熱い夏を過ごします!
柏木選手、松原選手、ありがとうございました!
[page_break:甲子園で歴史が変わるくらい大暴れしよう!]甲子園で歴史が変わるくらい大暴れしよう!
指導の様子(高朋)
森崎 直樹監督にお話を伺いました!
Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされてきたのでしょうか?
野球の技術だけでなく高校生としても一流を目指し、甲子園では高校野球ファンが驚く攻撃力を披露することをテーマにしました。
Q. このチームの強みを教えてください。
富山県では近年にない強打が強みです。
Q. 最後に、夏に燃える3年生や部員たちにメッセージをお願いします!
歴史を変えることが難しいことは、春季大会で経験した。しかし、自分達が全国で通用する実力を持っていることも、よく分かった。さあ、いよいよ最後の夏。自分の持っている力を出し切り、甲子園で歴史が変わるくらい大暴れして永遠に語られる夏にしよう!
森崎監督、そして高朋高校野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!