長崎南高等学校(長崎)
練習風景(長崎南)
工夫しながらの練習で甲子園
■長崎南はどんな学校?
1961年に開校した長崎南高校。平成25年度から5年間SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け、理数系教育の充実を図る取り組みを行っている。野球部は今春の長崎県大会でベスト8、NHK杯の長崎地区大会ではベスト4に進む活躍を見せた。
■三角ベースでの練習
現在1年生14名、2年生14名、3年生9名の計37名で活動中の長崎南。グラウンドは端の方しか使えないため、三角ベースで練習するなど、工夫して取り組んでいる。今年のウリを梅原 周平主将は「連打がでる打線、粘り強さ、そして守備です」と語った。このウリを活かし、目標の「甲子園出場」を目指す。
■長崎南の注目選手は?
新チームがスタートした時には夏のシードとして大会に出場することをテーマに始まり、オフシーズンは多いときは素振りを2000回こなすなどとにかくバットを振ってきた長崎南。今春は初戦の諫早戦で9回に逆転し、勝利。冬の努力が実を結んだ瞬間だった。勢いのまま2回戦、3回戦と勝ち進みベスト8入りを果たした。
■注目の選手は?
このチームで注目すべき選手として梅原主将は佐野 北斗を選出。「ここで打ってほしいというときに、必ず打ってくれます」と話す。その佐野と共に、夏のキーマンになる選手に貞包 柊大を挙げた。もう一人、西山 雄大にも注目だ。「とてもすごいファーストコーチャーです」と梅原主将。元気でみんなを楽にするような存在の西山が夏に好プレーを引き寄せる。
■感謝を表すような「夏」に
夏に向け、得点力を付けるためにゲージバッティング、そしてバントを鍛えている長崎南。梅原主将は「今までさせてくれた人たちに形として感謝を表すことができるような夏にしたいです」と意気込みを語った。
練習風景(長崎南)
ダークホースになる!
ここからは太田 直斗副主将(3年)と井上 樹吏副主将(3年)にお話を伺いました。
Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。
太田:ミート力です。
井上:大事な面でヒットを打つこと、肩力を強くすることです。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
太田:春の大会の初戦の諫早戦の9回表、1点ビハインドの場面で2アウト1塁からレフトにヒットを打ち、その後逆転したことです。
井上:春の大会でベスト8入りしたことです。
Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!
太田:2番バッターとしての振る舞いです。
井上:盗塁と打球の速さです。
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
太田:ここ1番での元気です。
井上:皆優しいところです。
Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください
太田:全校応援をしてもらい、感謝の気持ちをプレーで表し、悔いのない夏にしたいです。
井上:ダークホースになります!
太田選手・井上選手、ありがとうございました!
[page_break:悔しさを爆発させてほしい]悔しさを爆発させてほしい
ここからは指方 一樹部長にお話を伺いました。
Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。
守備ではリズムを作り攻撃に勢いをつけ、連打でつなぐチームです。目指すは優勝です。春、NHK杯と悔しい試合をしてきたので、夏はその悔しさを爆発させてほしいです。粘り強さがウリのチームです。
Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!
きつい練習に耐え、冬も自分達でメニューを決めて練習しました。グラウンドは狭かったですが、その中でできることを精一杯してきたと思います。この夏は君たちにとって最後の大会になります。その仲間と野球するのも最後です。一球入魂、一球執念、一球大切で頑張ってほしいと思います。
指方部長、そして長崎南野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!