Column

佐渡高等学校(新潟)

2017.07.03


集合写真(佐渡)

再び甲子園に

■2011年に21世紀枠として甲子園出場!
 新潟県西部にある佐渡島。佐渡島にあるのが、佐渡高校だ。2016年に創立120周年を迎えた同校は、2008年に野球部は選手権新潟大会の決勝まで進み、惜しくも敗れたものの、2011年に21世紀枠としてセンバツ大会に出場した。再び佐渡から甲子園へ。ナイン、首脳陣は夏の大会に向けて、日々、練習に励んでいる。

■貪欲に勝ちをとりにいく
 各学年10人ずつの計30人で活動中の佐渡野球部。プロ注目右腕・菊地 大稀を筆頭にピッチャーが充実している。濱田 明優主将は「力があるわけではないので、貪欲に勝ちをとりにいくチームです」と語った。目標は「甲子園」。2011年以来の出場を目指し、日々練習に励んでいる。

■力の差を感じた試合
 新チームは隙の無いチーム、そして全力疾走をテーマにスタートした佐渡野球部。濱田主将は印象に残っている試合に秋の大会での佐渡総合戦。「力の差で負けた試合でした。1学年上のチームではほとんど負けていなかったが、コールド負けをしました」と話した。
この悔しさを晴らすため、オフシーズンは食トレとウエイトトレーニングを行ってきた。

■注目の選手は?
 このチームの柱はエースの菊池 大稀だ。毎試合0点~2点以内に抑えてくれると濱田主将。さらに夏のキーマンには田村 英士を挙げた。「センスの塊で、足が速いです」。この夏は1番バッターとして出塁し、相手をかき回す姿に注目だ。

■笑って終わりたい
 夏に向け「甲子園出場」を目指し、力ではない部分の徹底をテーマに練習している佐渡。「笑って終わりたいです」と濱田主将。再び甲子園に行く準備はできている。

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[page_break:全員の力を集結させる]

菊池 大稀(佐渡)

全員の力を集結させる

ここからは菊池 大稀選手(3年)と田村 英士選手(3年)にお話を伺いました。

Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。

菊池:変化球とインコースへの制球です。
田村:下半身を使ったバッティングと変化球への対応です。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

菊池:昨年の春の県大会で、日本文理と対戦して、最後まで投げ切れたことです。
田村:先輩と行ったNK(NaotoKobayasi)サーキットです。

Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

菊池:投げっぷりの良いストレートです。
田村:自分の武器である足を使ったプレーです。

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

菊池:元気、がむしゃら、全力疾走です。
田村:好きなところは1人1人のことを考えてアドバイスなどを伝えられるところ、負けていないところは全力疾走です。

Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください

菊池:全員の力を集結させて甲子園へ行きます!
田村:この夏は自分たちがやってきたことを100%出して、甲子園に行きます。

菊池選手・田村選手、ありがとうございました!

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[page_break:最後の最後まで成長し続ける]

最後の最後まで成長し続ける

  ここからは宮木 洋介監督にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 投手陣を柱とした守り勝つチームです。試合の最初から最後まで「声」で戦えることが強みです。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 まだまだ発展途上のチーム。1試合で、1日で、1時間で大きく変わることができる可能性を持ったチーム。最後の最後まで成長し続けること!

宮木監督、そして佐渡高校野球部の皆様、ありがとうございました!


今年も大好評!
僕らの熱い夏 特設ページ
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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