Column

武修館高等学校(北海道)

2017.06.29


集合写真(武修館)

武修館が輝く夏へ

■2014年夏の甲子園出場!
 北海道釧路市にある私立校、武修館高等学校。釧路緑ヶ岡高等学校から、2004年に武修館高等学校へと改称された。建学の精神に、「愛と奉仕に生きる」というものがある。2014年夏に野球部は春夏通じて初の甲子園出場を果たした。

■武修館ってどんなチーム?
 1年生13名、2年生15名、3年生13名の計41名で練習に励む武修館野球部。チームのウリは「全員野球、全力疾走、全力プレー」だと話すのは文入 魁斗主将。甲子園で勝つことを目標に、塁間で自重トレーニングを行う「やりがい」などの厳しいメニューを皆で乗り越えてきた。

■仲を深めたミーティング
 武修館は新チーム当初、「日常生活、学校生活をきっちりする、甲子園で勝つ」ということをもとにスタートを切った。毎日のようにミーティングで意見の食い違いが何度もあり言い合いになったという。「チームが良くなるにはと考えて、一人一人が思っていることを正直に言うことでチームがまとまっていきました」と文入主将は思い出を語った。

 また、武修館はオフシーズンに食トレ、ウエイト、コアトレ、走り込みなどで身体づくりに着手した。これら全てを技術につなげることをテーマに取り組んだ。

■活躍してきた選手を紹介!
 この1年間活躍してきた選手を文入主将に挙げてもらうと石田 圭樹福士 健川﨑 冬馬石橋 翔の名が出た。「4選手とも、投手として試合をつくってくれました」と文入主将は目を細めた。また、その中の一人・川崎は走攻守全てにおいてトップレベル。非常に信頼を寄せている。

■みんなで勝って泣きたい
 夏に向け、「チャンスやピンチの時など試合のポイントとなる要所を締める。自分達からくずれない。気持ちで負けない」ということもテーマに練習に励んでいる武修館。「自分達が輝く夏にします。みんなで勝って泣きたい」と文入主将は宣言した。

このページのトップへ

[page_break:勝つ覚悟と負ける覚悟]

集合写真(武修館)

勝つ覚悟と負ける覚悟

ここからは石田 圭樹副主将(3年)と三崎 雄登副主将(3年)にお話を伺いました。

Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。

石田:制球力、勝負どころでの勝負強さです
三崎:チームとしても個人としても、練習でしてきていることがいざ試合になるとできず、自分達から負けることが春季大会と練習試合での課題でした。
 勝負強くなることを目標にどんなことが起きても、揺らぐことなく一人一人がチームの一員として、取り組むということを意識しました。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

石田:昨夏、釧路支部予選で負けてしまった後に先輩たちに励まされたことです。
三崎:昨夏と昨秋の負けを通して、時には言いたくないようなことも言い合い、つらいメニューも全員で乗り越えてきました。
 今までの練習やチームミーティングを良い思い出だったと言えるように、1試合でも多く、マネージャー含め41人全員でやってきたことを出し切って、今までの練習を良い思い出にしたいと思います!

Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

石田:今まで表に出せなかった、気持ちを前面に出していくところです!
三崎:打撃は初球からフルスイング、走塁は一つでも前の塁を狙う、備では飛び込んででもボールをノーバウンドで捕ること。全てのプレーでの積極的な姿勢を見てください!その中で試合のキーポイントとなる場面でチームに流れを引きよせるプレーをしたいと思っています!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

石田:プライベートと野球の区別ができて、裏表なく話せるところが好きです!
 全力疾走、事前準備、私生活は他のチームに負けません!
三崎:一人一人が意見を持ち、その上でチームとして一つにまとまっているところです!
 その中で、日常生活はどのチームにも負けていないと自信を持っています!学校全体そして地域の方々に心から応援してもらえるチームを目指してきました。

Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください

石田:今までの思い出を嬉し涙にします!
三崎:相手チームの夏を終わらせてしまうという「勝つ覚悟」、そして自分達の夏が終わるという「負ける覚悟」、両方を持った上で1試合を全力で思いっきり、楽しみたいです!その中で学校の先生方、保護者の方々、ベンチに入れなかったチームメイト、そして今まで迷惑をかけてしまった方々に成長した姿を見せたいです!

石田選手・三崎選手、ありがとうございました!

このページのトップへ

[page_break:熱い夏にしよう!!]

整列(武修館)

熱い夏にしよう!!

  ここからは小林 正人監督にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

「『自立』~自分で出来る、自分が出来る~」というものを目標にチーム作りを始めました。自ら考え行動するというチームを目指しています。

 結局は一人に必ずなる。その時に自信を持ってプレーができるか、周りを信じチームに貢献できるかが勝負だと思っています。これまで悔しい経験しかしていないので、その悔しさを糧に、今年は熱い夏にしていきます。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 熱い夏にしよう!!

小林監督、そして武修館野球部の皆様、ありがとうございました!


今年も大好評!
僕らの熱い夏 特設ページ
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.27

【福岡】飯塚、鞍手、北筑などがベスト16入り<春季大会の結果>

2024.03.27

【神奈川】慶應義塾、横浜、星槎国際湘南、東海大相模などが勝利<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.27

青森山田がミラクルサヨナラ劇で初8強、広陵・髙尾が力尽きる

2024.03.27

中央学院が2戦連続2ケタ安打でセンバツ初8強、宇治山田商の反撃届かず

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.24

【神奈川】桐光学園、慶應義塾、横浜、東海大相模らが初戦白星<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.23

【東京】日本学園、堀越などが都大会に進出<春季都大会1次予選>

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.22

報徳学園が延長10回タイブレークで逆転サヨナラ勝ち、愛工大名電・伊東の粘投も報われず

2024.03.08

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.03.17

【東京】帝京はコールド発進 東亜学園も44得点の快勝<春季都大会1次予選>

2024.03.11

立教大が卒業生の進路を発表!智弁和歌山出身のエースは三菱重工Eastへ、明石商出身のスラッガーは証券マンに!

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.01

今年も強力な新人が続々入社!【社会人野球部新人一覧】