Column

益田翔陽高等学校(島根)

2017.06.19

「9回までが野球」

■2013年のセンバツに出場したことがある益田翔陽!
 2005年に益田工業高校と益田産業高校が統合してできた新しい学校の益田翔陽。電気機械科、電気科、生物環境工学科、総合学科がある。2013年のセンバツ大会では21世紀枠として甲子園出場を果たしている。

■水はけのよさは県内ナンバー1のグラウンド
 1年生10名、2年生15名、3年生7名の計32名で活動する益田翔陽野球部。学校の敷地内にある専用グラウンドは水はけがよく、「県内ではナンバー1です」と山根 晃一郎主将は話す。
チームのウリは学年関係なく言い合えること、挨拶がきちんとできること、そしてグラウンド整備に自信を持っていること。野球の前に基本からしっかりとした益田翔陽。目標は夏の選手権に出場して、1勝することだ。益田翔陽の名物練習は連続ティーバッティング。30本、20本、10本を12セット行うきついメニューだ。


集合写真(益田翔陽)

■勇気を持ったチーム
 
「一歩踏み出す勇気を持ったチームです」と語る山根主将。失敗を恐れず、積極的にプレーすることを新チームになってから誓った。
印象に残っている試合には石見地区大会の1回戦、島根中央戦を挙げた山根主将。7回表が終わり、10対0で負けていた。しかし誰一人あきらめていなかった。監督からの「9回までが野球だ」という言葉に選手が奮起。9点を返したがあと一歩及ばなかった。結果的には負けはしたものの、チーム一丸となって戦えた試合だった。

■活躍してきた選手を紹介!
 この1年活躍してきた選手に山根主将は岡田 竜也大場 勇志徳屋 光増野 仙蔵の4人を挙げた。岡田は公式戦で2試合連続本塁打、大場は2試合連続での完投勝利を挙げる活躍。徳屋と増野はピンチを何度も救ってきた鉄壁の二遊間と山根主将は誇る。夏のキーマンには原 純也荒木 輝、増野が鍵になる。その荒木には1番バッターとして自慢の足を活かし、相手の脅威となる活躍に期待だ。

■甲子園で勝つ
 現在夏に向け、益田翔陽らしい強い気を持った野球をテーマに練習に励む。練習から試合本番を想定して取り組んでいる。
山根主将は夏に向け、「自分たちのやってきた練習を信じて、甲子園で勝つ夏にします」と宣言した。

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[page_break:陸上部にも負けないくらい走り込んだ]

左から山根、原、増野(益田翔陽)

陸上部にも負けないくらい走り込んだ

ここからは原 純也選手(3年)と増野 仙蔵選手(2年)にお話を伺いました。

Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。

原:公式戦や練習試合、普段の練習の時から気持ちで負けていることがあったので、「気」を全面に出したプレーを普段から徹底していきます。
増野:対戦相手に隙を見せないことです。特に、ピンチの場面やきわどいプレーの時にも慌てずに対処できるようにすることです。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

原:きつい冬季トレーニングを、チーム一丸で一生懸命取り組んだことです。本校の陸上部にも負けないくらい、走り込んだ冬でした。
増野:冬季練習です。中学校までの練習とは違って、バットを振る本数や走り込みの量が多く驚きましたが、特に、グラウンド周辺の地形(坂道)を利用した300mダッシュはあまり思い出したくありません。しかし、自分の体が変わっていく様子もよくわかりました。

Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

原:4番として、自分に回ってきたチャンスの場面で必ず一本打つ気持ちの入ったバッティングをします。そこを見てほしいと思います。
増野:絶対に出塁するという気持ちの入ったバッティングです。

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

原:明るさと、一生懸命全力でプレーするところが好きです。このチームの冬季練習での素振りの本数と、走り込んだ量は負けないと思います。
増野:先輩方や後輩とも、自分の意見を言い合いながら練習や試合ができるところが好きです。冬季練習での走り込みは他のチームにも負けていないと思います。

Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください

原:強豪校が多くいますが、どのチームと戦っても絶対に負けることのない夏にしたいです。
増野:甲子園に行き、勝つ夏にしたいです。

原選手・増野選手、ありがとうございました!

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[page_break:思いは一つ!]

監督の指導の様子(益田翔陽)

思いは一つ!

  ここからは石川 敦司監督にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 攻守ともに攻撃的な野球をするチームを目指しています。
必死になって守れることがこのチームの強みです。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 思いは一つ!!チーム一丸となった戦いを!

石川監督、そして益田翔陽野球部の皆様、ありがとうございました!


今年も大好評!
僕らの熱い夏 特設ページ
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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