Column

水戸商業高等学校(茨城)

2017.06.16


集合写真(水戸商)

秋の悔しさを胸に

■文武両道の伝統商業高校
 茨城県水戸市に存在する水戸商業高校は明治35年に設立され、創立100年を超す伝統校。部活動が盛んな学校で、次の新しい歴史を築くため「文武両道」の精神のもと、勉学や部活動に毎日取り組んでいる。勉学では日本商工会議所簿記検定1級、全国経理教育協会簿記能力検定上級など難易度が高い検定試験の合格者を多数輩出。部活動では甲子園準優勝経験のある野球部をはじめ、サッカー部なども強豪として知られている。

■グラウンド全面使用は土日のみ
 1年生34名、2年生23名、3年生20名の77名で活動している水戸商。チームのウリは「チームの和・乗ったら止まらない打撃力・観察力」と話すのは柴沼 累主将。水戸商は土日だけでしかグラウンド全面が使えないハンディを抱えているが、目標である甲子園出場に向けて、日々練習に励んでいる。

■悔しい思いをした秋の大会
 
 新チーム当初、「学年関係なしに、チーム全員で戦っていこう」とチーム目標を立てた水戸商。しかしながら、秋の地区予選水戸葵陵に敗れ、県大会出場はならなかった。
「本当に悔しい思いをしました」と、秋を振り返った柴沼主将。オフシーズンには1000mダッシュを3セット行うなどして、心身共に成長。「秋の悔しさを忘れないように、夏に勝てるチーム」を目標に練習に励んだ。

■キーマンは相手分析のスペシャリスト!?
 柴沼主将はこの1年間活躍した選手に小林 俊輔の名を挙げた。「勝負強い打撃で、チームを引っ張ってくれた」と絶大な信頼を寄せている。さらに水越 歩を「観察力がすごいです。相手チーム分析して、的確なコーチングをしてくれます」と柴沼主将は語る。水越に対して、チームの窮地を救ってくれる活躍を柴沼主将は期待している。

■悔しさをぶつけて甲子園へ
 夏に向け、どんなことでも徹底して練習を積み重ねている水戸商。柴沼主将は「今までの悔しさを全てぶつけて、チーム全員で勝てる夏にしたいです!」と力強くコメント。
チームの「和」がウリである、水戸商が甲子園出場に向かって突き進む。

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チームの「和」で甲子園へ

ここからは樋川 圭那副主将(3年)と堀江 優羽投手(3年)にお話を伺いました。

Q.夏に向けて見つかった課題を教えてください

樋川:勝負強い打撃と、守備のレベルを上げることです。
堀江:低めへの制球力と、勝負どころでの投球です。

Q.ここまで振り返って高校野球で一番思い出に残っていることは何ですか?

樋川:打てずに打撃に苦悩し続けた日々が、一番辛い思い出として残っています。
堀江:2年春準々決勝の常磐大高戦です。6回に奪った空振り三振はとても気持ち良かったです!

Q. 夏にここを見てほしいというところは何ですか?

樋川:守備範囲の広さです!
堀江:冬以降、平常心をテーマにやってきました。なのでピンチでの投球を見てほしいです!

Q.このチームの好きなところと、他のチームに負けていないところは?

樋川:チームの「和」です!
堀江:常に笑顔でいるところと、チームの団結力・「和」です!

Q. この夏はこんな夏にする!という意気込みをお願いします!

樋川:持っている力を全て出し切って、甲子園に行きたいです!
堀江:下級生が多く出場していますが、団結して目の前の一生を積み重ねて、甲子園に出場します!

樋川副主将・堀江投手、ありがとうございました!

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[page_break:地に足をつけて戦う]

地に足をつけて戦う

  ここからは西川 将之監督にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 試合には下級生が多く出ています。しかしながら、練習では3年生が主体となってチーム作りをしてきました。夏に向け3年生には、より強い自覚・チームに対する責任を持って、日々過ごしてもらいたいです。チームの強みは「気」の部分だと思います。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 地に足を付けて戦おう!

西川監督、そして水戸商業野球部の皆様、ありがとうございました!


今年も大好評!
僕らの熱い夏 特設ページ
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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