Column

一関工業高等学校(岩手)

2017.06.21

勝ちにこだわる

■一関工はどんな学校?
 1958年に一関市立工業高等学校として開校し、平成21年に創立50周年を迎えた県立一関工業高校。電気科、電子科、電子機械科、土木科の4学科からなる工業高校だ。部活動が盛んで、弓道部や卓球部、バスケットボール部など様々な部活が活躍。野球部も昨春昨夏と県大会ベスト4入り、昨秋も県大会出場するなど結果を残している。

■校地内に野球場!
 3学年合計58名で活動している一関工野球部。校地内に野球場(旧市営球場)の天然芝のグラウンドがあり、恵まれた練習環境を持つ。チームの目標は「夏・県制覇」。佐藤 梢真主将はこのチームを「打撃が持ち味でどこからでも点を取りにいきます。守備は基本に忠実。チームが明るく、雰囲気がいいチームです」と紹介する。
そんな一関工の名物練習が「一関工式ベースランニング4セット」。きついメニューだが楽しく盛り上がるそうだ。


集合写真(一関工)

■個々のレベルアップとチームの意識向上
  新チームがはじまってから佐藤主将は「春夏ベスト4の先輩方を必ず超えていこうと決意しました」と語る。
昨秋は県大会出場を果たしたが、1回戦で一関学院に敗れてしまう。この一戦から決意したこと。「先輩達の代から敗れている一関学院を自分達の代では勝とうと思い、冬に臨みました」。公式戦で敗れたことによって、部員全員で相手に対する想いを見直す機会となった。

■活躍した選手を紹介!
 この1年間で活躍してきた選手に佐藤主将は千葉 航大佐藤 瑞来千葉 圭介天笠 蓮新田 凛の5名を挙げる。千葉 航大はチームのエースとしてチームを引っ張り、佐藤 瑞来は県大会で本塁打を打つ活躍を見せた。千葉 圭介はいつもチームを支えどんな時でも盛り上げてくれる必要不可欠な存在だ。天笠と新田は2年生ながらピッチャーとして今のチームを支えている。
この夏のキーマンは菅原 佳偉佐藤 大晟佐々木 大夢。その中でも佐藤 大晟はファーストとしてどんなボールも捕球し、ロングティーではチームナンバー1の飛距離を持つ選手。佐藤主将は「打撃もいいので打ってほしいところで必ず打ってくれると思います」と期待している。

■勝ちにこだわる
 一関工野球部は夏に向け、全員で切磋琢磨しながら、チーム全体で強い意志を持ち練習に励む。「盛り上がりながら楽しい野球をして、勝ちにこだわっていきます!」と佐藤主将。結果にこだわり、先輩達のベスト4を超える。

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[page_break:優勝する意思を見せる野球をしたい!]

左から佐藤 瑞来、佐藤 梢真、千葉 航大(一関工)

優勝する意思を見せる野球をしたい!

ここからは佐藤 瑞来副主将(3年)と千葉 航大投手(3年)にお話を伺いました。

Q.夏に向けて見つかった課題を教えてください

佐藤:チャンスでの勝負強さです。春の大会でヒット数は多かったのですが、得点につながらなかった試合が多かったです。
千葉:コントロールと体力です。春の大会を終えて感じました。

Q.ここまで振り返って高校野球で一番思い出に残っていることは何ですか?

佐藤:昨年の春夏ベスト4です。先輩たちのためにという気持ちが強かったです。
千葉:2年生の時に春夏の県大会でベスト4に入ったことです。勝ち上がることができたことを嬉しく思いました。

Q. 夏にここを見てほしいというところは何ですか?

佐藤:バッティングでは長打力、守備では盗塁阻止のスローイングです。
千葉:投手では打者に向かっていく姿勢、打者ではフルスイングするところです。

Q.このチームの好きなところと、他のチームに負けていないところは?

佐藤:バッティングです。終盤の集中力は負けない自信があります。
千葉:最後まであきらめず、粘り強いところです。

Q. この夏はこんな夏にする!という意気込みをお願いします!

佐藤:全員で何としてでも優勝するという意志を見せる野球をしたいです!
千葉:失敗を恐れず、楽しんでプレーをして甲子園出場を果たしたいです!

佐藤選手・千葉選手、ありがとうございました!

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[page_break:常に挑戦、常に一球に対する想いをもっと強く]

佐藤 梢真主将(一関工)

常に挑戦、常に一球に対する想いをもっと強く

  ここからは高見 延也監督にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 「貪欲、挑戦、変革、そして仲間、感謝」を掲げて、チーム作りをしています。攻撃型をやってきてはいましたが、攻撃も守備も臨機応変に対応するチームも目指しています。昨春昨夏はともに準決勝で敗退し、悔しさが残りました。悔しさを活かし、状況判断力を上げ、自分に勝ち、そして、チームで勝つことも意識させています。

昨夏
の経験者が残っています。新チーム結成当初と比較し、ピンチも動じず動けるようになってきました。その点は強みでしょうか。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 “常に挑戦、常に一球に対する想いをもっと強く”
「信ずれば光が、道が拓く、夢は必ず叶う」そして、甲子園へ!!

高見監督、そして一関工野球部の皆様、ありがとうございました!


今年も大好評!
僕らの熱い夏 特設ページ
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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