昨夏、甲子園のマウンドを経験したエース・塩澤太規が語る「佐久長聖の強さ」
『バトルスタディーズ』強い者にはワケがあるキャンペーン特別企画!強豪・佐久長聖の強さのワケとは?【前編】
皆さん、こんにちは!高校野球レポーターの芹玲那です。
今回は、なきぼくろ先生のPL学園時代の恩師、藤原弘介監督が現在指揮をとられている佐久長聖高校の選手たちへインタビューをさせて頂きました。
昨夏7度目の甲子園出場を果たした強豪・佐久長聖の強さのワケ探ります!
エースナンバーを受け継いだ塩澤太規投手!
甲子園のマウンドから学んだものとは?
塩澤太規投手
前編は、現チームのエース・塩澤 太規選手へのインタビューです!
昨夏の甲子園では、唯一、2年生でメンバー入りをし、開幕戦(vs鳴門)では2回途中からリリーフ登板。
この試合は甲子園で観戦していましたが、6回2/3を4安打無失点に抑えたピッチングは本当に見事でした。
そんな塩澤選手にエースとしての決意を伺いました!
芹玲那(以下、芹):宜しくお願いします!
塩澤選手はなぜ進学先に佐久長聖を選ばれたんですか?
塩澤太規選手(以下、塩澤):中学の時から甲子園行くために佐久長聖にいこうと思っていました。
藤原監督がPL学園出身のというのも大きかったです。
あと、佐久長聖は長野県の中でトップレベルの環境で野球をやっていることを知っていたので、挑戦したいと思いました。
芹:中学の時は軟式だったんですよね?
佐久長聖で野球をするようになって、一番変わったことはなんでしょう?
塩澤:野球をやるならとことんやりたいと思って佐久長聖に来たんですが、想像以上に厳しかったです。
でも、その分練習を乗り越えたからこそ試合で強気なプレーが出来るようになり、気持ちづくりが出来るようになりました。
芹:昨夏甲子園に出場された先輩方は、どんな風に見えましたか?
また、受け継いだものや学んだものはありますか?
塩澤:甲子園に出場した先輩たちは、ベンチ外の先輩たちの練習補助をしっかり行ってました。チーム一丸となっていました。意識の高さがすごかったです。「ここまでしないと甲子園にいけないのか」という厳しいところも沢山見てきたので、そこを受け継ぎたいと思いました。
芹:昨夏の甲子園、下級生で唯一メンバー入りを勝ち取りましたね。
プレッシャーはなかったですか?
塩澤:同級生の代表として…という気持ちもあったので、プレッシャーはありました。でも、3年生が「頼ってくれていいぞ」 という環境を作って下さったので、自分は投げるだけでいいと、楽に投げられました。
芹:甲子園のスタンドから観ていたんですが、本当に素晴らしいピッチングでした!
甲子園のマウンドに立って、一番糧になっていることはなんですか?
塩澤:試合に負けてしまって、「勝たなきゃ行った意味がない」と感じました。2年生では自分しか甲子園に立てていないですし、もう一回あの最高の舞台に戻りたいという気持ちが今の原動力になっています。
新チームとなり増した責任
芹:新チームとなり、唯一のレギュラー経験者、そしてエース。立場が変わりましたよね。
気持ちの変化はありましたか?
塩澤:夏は3年生に任せっきりで、新チームでは自分が引っ張っていかないといけない立場になり、ただ投げればいいというわけじゃなくなったので難しさを感じています。
芹:エースナンバーを背負うことはやはり大きかったですか?
塩澤:はい、すごく難しいです。
例えば、ランメニュー でも先頭を切って走りたい と思ってるんですけど、なかなか上手くいかなくて。
芹:ちなみに、塩澤選手は白石雄大捕手とバッテリー間でどんなコミュニケーションをとるんですか?
塩澤:試合になったらあまり話さないですね。
それまでの過程を大切にしていて、普段の生活では一緒に食事をとったりしてます。
調子がいい時でも悪い時でもフォームの確認を必ずするようにしています。 熱い関係っていうほどではないんですけど、お互いに高めあう関係です。
芹:すごくストイックな関係なんですね。ありがとうございます!
最後に、今回のテーマである“強い者のワケ”について伺います。
塩澤選手が考える“強さのワケ”とは?
塩澤:今も悩んでるんですけど、強いチームは共通して「当たり前のことが当たり前に出来ている」と思います。例えば、アップであっても全員が細かいところまで全力でやっていたり。やっぱり全員の気持ちがチームの目標に向かって一致していたら、そのチームは強いと思います。
自分たちは、前チームに比べてまだまだ劣る部分が多いので、夏に向けてしっかり練習していきたいです。
芹:現チームのご活躍も楽しみにしています!
貴重なお時間をありがとうございました!
塩澤選手から、エースナンバーを背負う者としての強さをひしひしと感じました。
エースとしての成長ととても楽しみです。
塩澤選手、貴重なお話をありがとうございました!
後編も、佐久長聖選手インタビューです。
引き続き強さの秘訣を探っていきます。お楽しみに!