県立南部高等学校（和歌山）
集合写真（南部）
先輩達のベスト8を超える！
■農業とスポーツが盛んな公立高校
和歌山県立南部高等学校は、和歌山県日高郡みなべ町にある公立高校。昭和23年に学制改革によって創立された。地元の農業を支えるほか、硬式野球やレスリング等のスポーツの実績もある。
■強豪校に善戦
現在、野球部の部員数は1年生4名、2年生8名の計12名（うちマネージャー1名）。グラウンドは、夏の選手権予選で使用される[stadium]紀三井寺球場[/stadium]を想定し、堅めに作られている。少数人数ながら、昨秋は県一次予選敗退も、代表決定戦で強豪・箕島と接戦を演じた。
水本 天斗主将は「サヨナラ負けはしたものの、大量リードされた中、終盤に追い付けたことは良かった」といい、加えて「個人としても、チームとしても具体的な課題が見つかった大事に試合になった」と、昨秋の敗戦を振り返った。見つかった課題は、プレーが起こる前の予測や声掛け。昨夏、ベスト8進出を果たした3年生から得たものは大きく、「先輩たちがいたおかげで、新チームのスタート地点が進んでいた。考えて取り組めるのは強みです」と語る。
■この冬の意気込み
秋に活躍したのは、森下 航大、森本 敦貴、水本 天斗、坂口 賦、久保 伊吹の5人。坂口選手は、貴志川戦でホームランを放つ活躍をした。「坂口は誰よりもパンチ力がある」と水本主将は信頼を置いている。「毎日目標を決め、夏にどういう結果でありたいか、逆算して練習に励んでいます」。加えて、「まずは最低限、先輩たちが残したベスト8を超えて、甲子園出場。そして甲子園で南部の校歌を流したい！」と、先輩越えと甲子園出場を力強く誓ってくれた。
水本 天斗主将（南部）
一人ひとりが考えられるようにする！
ここからは、水本 天斗主将（2年）と飯島 蘭丸投手（1年）にお話を伺います。
Q. 秋季大会で見つけた課題を教えてください。
水本：守備と声掛けです。
飯島：基本的なプレーのミスや声のつながりです。
Q. この冬は、どんな冬にしていきたいですか？
水本：一人ひとりが考えてプレーできるようにしたいです。
飯島：各自が自分の課題に対してしっかり克服できるようにする。そして、試合から逆算して考えて、何を優先するべきかを考えて練習したいです。
Q. 野球をする上でのモットーや、好きな言葉はありますか？
水本：「Enjoy baseball」です。
飯島：「やればできる」です。
Q. では、チームの好きなところや、ここは他のチームに負けない！というところを教えてください。
水本：終盤の粘り強さや、学年関係なく仲がいいので、言い合えるところです。
飯島：学年関係なく仲が良いところです。少人数なので、まとまりやすく、意見を言い合えるというメリットがあります。
Q. 最後に、このオフシーズンで「自分はここまで成長するぞ！」という熱い意気込みをお願いします！
水本：自分のプレーの結果よりも、チームの勝利を一番に考えながら引っ張ります！
飯島：昨秋は悔しい思いをしました。夏に向けて、後悔のないピッチングができるよう、練習に取り組みます。エースナンバーをつけられるように頑張ります！
水本主将、飯島投手、ありがとうございました。
飯島 蘭丸投手（南部）
できるできないではなく、やるかやらないか
脇田 純平監督にもお話を伺います。
Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされて来たのでしょうか？
『自分達で動ける自動集団』をテーマに掲げています。「ミーティングは自分たちで行う」「昨日の自分を越える」「返事と反応の徹底」「思ったときに伝える」「『できるできない』ではなく、『やるかやらないか』」を意識させています。
Q. 最後に、厳しい冬の練習に励んでいる選手たちにメッセージをお願いします！
夏に、なっていたい自分の状態から逆算し、そこにむけて歩みを止めず前進できる人になろう！そして、先をイメージして、「なぜ」「なんでこうするか」という、目的意識を常に持ちながら一緒に取り組んでいこう！
脇田監督、南部野球部の皆様、ありがとうございました！
今年も大好評！
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく！
