日本大学明誠高等学校(山梨)
集合写真(日大明誠)
身長-体重=100を目標に体作りを徹底
■日大明誠はどんな学校?
山梨県上野原市にある日本大学明誠高等学校は1960年に創立した私立校。日本大学の正付属校で平成26年度は生徒の約6割が日本大学に進学している。野球部は97年春に甲子園出場。初戦で豊浦(山口)を4対1で下して勝利を挙げている。昨春は山梨大会で8強。昨秋も同じくベスト8まで勝ち上がった。OBにはMLBのデトロイト・タイガースなどで活躍した木田 優夫がいる。
■日大明誠野球部の紹介
現在、野球部は2年生24名、1年生16名の計40名。小関 龍王主将曰く「監督、コーチとどんな話でもできる」というチームだ。校内には野球部専用のグラウンドがあり、3ヶ所で行う通称・ハーフバッティングでは、通常の半分ほどの距離からテンポ良く投げられたボールを、一球一球強く打ち返す練習を行っている。
■日大明誠を引っ張る選手は?
昨秋の甲府一、山梨学院との試合でともに3安打ずつを放った古澤 友大選手。郡内大会(地区大会)決勝で3安打の佐野 光選手。秋の大会でチーム最高打率の小関主将。チャンスで打点をあげた戸口 尚輝選手や安斎 樹選手。そして。ほぼ全試合を投げ抜いたエース野間 友祐投手と1年生の内藤 仁投手らが活躍。また、溝向 修平選手と佐藤 佑磨選手は「同じ中学校出身で、笑いを取りながらチームを盛り上げるのがとても上手い」と、小関主将も認めるムードメーカーだ。
■秋季大会で得た手応えと課題
「秋季大会のシード決めをする郡内大会決勝戦の富士学苑戦で、6対4から8回表に追いつかれたのですが、その裏に勝ち越して接戦をものにすることができました。この試合で勝負強さが身についたと思います」と、話す小関主将。こうしてチームは好スタートを切ったが、山梨大会では「ベスト8の壁を破れず、力の差や技術の差をすごく感じた」という。そこで、「春に向けてパワーアップをして、技術面でもレベルを上げていきたい」と、昨秋の敗戦を良いきっかけにして体作りを一から見直す予定だ。
秋季大会で敗れてから、食事トレーニングを取り入れた日大明誠。その後の3ヶ月で、既に5~6㎏の増量に成功しているという。しかし、小関主将はまだ満足していない。「身長-体重=100を目標に、春まで勝てる体作りをさらに徹底し、心身共に鍛えあげたい」。もちろん、技術面の向上も同時にしていき、「もう一度、チーム全員で戦います!」と、気炎を揚げている。
ベスト8の壁を打ち破れ!
ここからは小関 龍王主将(2年)と大髙 達人グランドマネージャー(2年)にお話を伺います。
小関龍王主将(日大明誠)
Q. 秋に見つかった課題は何でしたか?
小関:全体の力不足や技術不足を感じました。まずは戦う体作りをしていきたいです。
大髙:ベスト8の壁を打ち破れなかったことです。
Q. この冬はどんな冬にしたいですか?
小関:チーム全員で声をかけあい、目標を一つに持ち、勝てるチーム作りをしていきたい。
大髙:個々のレベルアップと体作りに励みたいです。
大髙達人グランドマネージャー(日大明誠)
Q. モットーや好きな言葉は何ですか?
小関:「全員野球」です。
大髙:「挑戦」です。
Q. 他のチームに負けないこのチームの長所は何ですか?
小関:全員が一つになることができ、元気が良く、仲も良いところです。
大髙:チームワークと団結力です。
Q. この冬の目標宣言をお願いします。
小関:体を大きくし、主将としてチームを引っ張っていきます。そして、チームとともに自分自身も注目される選手になります!
大髙:厳しい冬練なので、全力で選手をサポートします!
小関選手、大髙マネージャーありがとうございました。
集合写真(日大明誠)
「どうしたら勝てるチームになるか」を考える
最後に、荒井 和夫監督にお話を伺いました。
Q. 新チームのチーム作りはどのようにされましたか?また、この冬のテーマも教えて下さい。
「どうしたら勝てるチームになるか」をテーマに、守備では送球、返球の大切さ。投手はコントロール。そして、攻撃ではフライより強いゴロを打てるようにコースや配球を考えさせました。
Q. 冬の強化ポイントを教えてください。
冬のテーマは体力作り。良く練習して、良く食べさせ、特に体重アップに重点を置いています。
Q. 冬の練習に励む選手にメッセージをお願いします。
冬でしかできない振り込みや走り込みなど、基本練習が多くなると思うが、自分に厳しく取り組んでほしい!
荒井監督、そして日大明誠高校野球部の皆さんありがとうございました。
今年も大好評!
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