都城東高等学校(宮崎)
練習風景(都城東)
36イニングを一人で投げ切った小川 真弥投手が中心
■都城東はどんな学校?
宮崎県北諸県郡三股町にある都城東高等学校は1965年に開校した私立校。普通科、総合ビジネス科、調理科、自動車工業科の4つの学科に加え、2017年度からは新たに看護科が設置される。野球部は昨夏の宮崎大会でベスト16。昨秋は日南振徳、延岡商、延岡を下し、準々決勝で高千穂に敗れたもののベスト8まで勝ち上がった。
■都城東野球部の紹介
現在、野球部は2年生14名、1年生14名の計28名。祝出 一慶主将は「どのチームよりも攻守交代が早く、秋季大会では試合時間も短かった」と、チームの美点を紹介してくれた。トレーニングでは学校の近くにある坂道や旭ヶ丘運動公園の階段ダッシュが都城東の名物練習だ。
■都城東を引っ張る選手は?
秋季大会の4試合36イニングを一人で投げ切った小川 真弥投手がチームの大黒柱。祝出主将も「エースでありつつ、チームのムードメーカーでもあるので、この春からのシーズンも期待しています」と、話している。
■秋季大会で得た手応えと課題
新チーム発足後、最も印象に残っている試合として祝出主将が挙げたのは、初めて練習試合となった神村学園戦。「みんな練習で声を出しすぎて、試合では声が出ないぐらい必死に戦いました」。この試合が契機となったのか、昨秋は宮崎県大会でベスト8。エースの小川投手は初戦の完封に始まり、続く2戦は共に1失点で完投勝利を飾った。しかし、準々決勝の高千穂戦は1対5で敗戦。「初回に失点し、そのまま相手に飲み込まれてしまった」と、振り返る祝出主将。そこで、「点を取られたとしても、雰囲気だけは相手に負けないように戦いたい。そのために、この冬は練習時から雰囲気を良くしてやっていきたい」と、今春への展望を掲げている。
■この冬の意気込み
このオフシーズンにチームが掲げたノルマは「体重5kgアップ」だという。また、祝出主将は「秋の大会では投手が頑張ってくれましたが、野手陣はなかなか得点を取れませんでした。いくら投手が頑張っても、点を取らなければ勝利に繋がらないので、野手が点を取って、できるだけ早く投手を楽にしてあげられるように春に向けてやっていきます」と、意気込む。「春季大会の目標は九州大会出場。夏は甲子園を目指します」と話す祝出主将のもとで都城東はトレーニングに励んでいる。
攻守交替の早さはどこにも負けない!
ここからは、本畠中 大晟副主将(2年)と坂元 佑誠副主将(2年)の二人にお話を伺いました!
本畠中 大晟選手(都城東)
Q. 秋季大会で見つけた課題を教えてください。
本畠中:他のチームに比べて体が小さかったのでパワー負けしていたところです。
坂元:初回の入りと集中力が課題です。
Q. この冬は、どんな冬にしていきたいですか?
本畠中:とにかく自分自身を追い込んで、どこのチームにも負けない体を作りたいです。
坂元:一つ一つのメニューを全力でこなしていきたいです。
坂元 佑誠選手(都城東)
Q. 野球をする上でのモットーはありますか?
本畠中:「努力に勝る天才なし」。
坂元:「凡時徹底」です。
Q. では、チームの好きなところや、ここは他のチームに負けない!というところを教えてください。
本畠中:みんなで盛り上げていくところと、攻守交替の早さはどこにも負けません。
坂元:同じで、攻守交替の早さです。
Q. 最後に、このオフシーズンで「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
本畠中:このオフシーズンで誰にも負けない体を作り、夏には一目見ただけでスカウトの方に欲しいと思われる選手になりたいです!
坂元:チームに必要とされる選手になります!
本畠中選手、坂元選手、ありがとうございました!
練習風景(都城東)
顔晴れ(がんばれ)ば、必ず良い結果が出る!
最後に平野 健登部長にお話を伺いました!
Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされて来たのでしょうか?
「為せば成る」を合言葉に全員野球で勝利を目指していこうと、日々練習に励んでおります。
Q. 昨秋の大会を振り返り、冬の強化ポイントを教えてください。
秋の大会はベスト8で敗れましたが、体の大きさ、強さなど、すべての面で負けていました。冬は「体づくり」「人間力育成」をテーマに基本的なことから始めていこうと取り組んでいます。
Q. 最後に、厳しい冬の練習に励んでいる選手たちにメッセージをお願いします!
秋の大会の悔しさを忘れず、自分に負けず、耐え抜け!顔晴れ(がんばれ)ば、必ず良い結果が出る!! みんなで乗り切ろう!
平野部長、そして都城東高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!