第28回 県立名護高等学校(沖縄)2017年01月30日

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集合写真(県立名護高等学校)

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[1]凡事徹底 真のチームワークで目指す甲子園
[2]1球の大切さを知るエースと4番
[3]超攻撃型野球を目指して

凡事徹底 真のチームワークで目指す甲子園

■沖縄県優勝校を二度追い詰めた名護
沖縄県名護市にある県立名護高校は1946年に田井等高等学校として創設。その後1948年に現在の校名に改称した。名護高校は部活動が盛んでバスケットボール部や陸上部、そしてラグビー部などが全国大会出場経験を持っている。

 野球部は1972年の春に甲子園に出場している。そんな名護沖縄県の新人戦昨秋の大会で優勝校の美来工科をあと一歩のところまで追い詰めるなど躍進を見せた。春と夏の大会では沖縄県の台風の目となることが予想される名護の冬の取り組みを追った。

■名護の基本情報
現在部員は1年生23人、2年生23人の46人で活動し、グランドは女子ソフトボール部と相談しながら使用している。そのような環境の中でも結果を残した名護ナインのウリはいつでも声を切らさず、きつい時こそ全員で声を出すことができること、挨拶がしっかりできる、お互いでしっかりと言い合えるところだ。当たり前と言ってしまえばそれまでだが、その当たり前の積み重ねが大きなものとなり、お互いで言い合えるということが真のチームワークの良さを思わせる。

■粘り強さで美来工科を追い詰めた秋
秋の新人中央大会では沖縄県の強豪興南を破り準々決勝まで進出するも、優勝校の美来工科に1点差で敗れた。さらに秋の県大会でも三回戦で美来工科と激突し、9回二死までリードしていたにもかかわらず延長戦の末サヨナラ負けを喫し、この2試合は選手たちの心に最も印象深く刻まれた。

 主将の山下 明弘選手は「秋の大会の時に美来工科から先制した時は鳥肌が立ちました。しかし相手はバッティングがよく、点を取ってもすぐに取り返してきたので守っている時はとてもプレッシャーを感じましたね。そんな中でもエースの仲宗根 和輝がよく投げてくれて1桁安打で抑えてくれましたが、攻撃陣がエースの好投に応えられなかったというのはとても悔しく、この試合で打てなかった主軸の選手はとても責任を感じました」と悔しさをにじませた。

 この秋は我慢強さが収穫としてあげられるのと同時にチャンスで一本でないところが課題であるとあげ「延長戦まで決着がもつれ込んだ時、ベンチでは常にチャンスが来ることを信じて今は我慢しようと心がけていました。しかしこれは相手も同じでチャンスで一本でなかった名護より美来工科の方が一枚上手だったと思います」とこの熱戦を振り返った。

 山下主将は秋の大会で活躍した選手として、1番大城 海哉、2番宮城 公鳳、3番伊野波 盛矢、エースの仲宗根 和輝やそれをリードする捕手の西江 凌らの名を挙げ、春の大会では4番の仲間 陸にも期待していると話してくれた。さらに「チーム内にはメリハリができる選手、険しい道を選ぶことができるストイックな選手、辛い状況でも声を絶やさず、人知れず努力している選手が多数いるので、その選手たちがいざという時、大事な時にチームを救ってくれると信じています」と力強く語った。

■厳しい選択肢を選び続けるオフシーズンの取り組み
山下主将は、秋の戦績を越えるためには「プレイ以外のことから徹底し、その次に技術面を鍛えていきたい。守備では取れるアウトを確実に取れるようにし、攻撃では全員がチャンスに強くなり、足を磨いていきたい」と答えてくれた。

 これらのことを体得するためにはまずはチーム全員が身長−体重が100になるようにしてスイングスピードを速くすることが目標。そのためにもチーム内では捕強と呼ばれるタイヤ押しと手押し、タイヤ持ちといったトレーニングやダイヤモンドを3周するサーキット、室内での素振りや階段、体幹トレーニングなどに取り組んでいる。

 春の大会では最低でもベスト4以上、夏の大会では沖縄県で優勝し甲子園出場すること。「目標実現のために自分たちに楽な選択肢はありません。この冬は、特に2年生は自分を追い込み、どんなにきついメニューでも手を抜かず全力で取り組みオフシーズンが終わってやり残したことがないようにしっかりと頑張りたい」と熱く語った山下主将。

 春の大会と夏の大会では美来工科にリベンジを果たし悲願の甲子園出場を遂げられるかに多くの注目が集まる。

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