皇學館高等学校(三重)
集合写真(皇學館高等学校)
投打でパワフルな選手が多い今年の皇学館
■三重県大会ベスト8!皇学館高校野球部
皇學館高等学校は、三重県伊勢市楠部町にある私立高校。硬式野球部は平成14年に創部され、今年は16年目となった。部訓として「人間形成の野球道」を掲げており、野球面だけでなく生活面での成長も重視し、人間力の向上にも全力で取り組んでいる。
そんな皇學館は、昨秋の三重県大会でベスト8に輝き、この春夏の戦いにも注目が集まっている。
■皇學館の基本情報は?
皇學館は、現在2年生15名、1年生14名で活動している。グラウンドは他部活との共同使用、全面を利用できるのは日曜だけという限られた時間の中、日々練習に励んでいる。
■今年の皇學館の魅力とは?
今年のチームのウリについて、主将の玉置 大晟選手は「元気、粘り強さ、チームワーク」の3つを挙げた。
活躍した選手について玉置主将は昨秋の三重県大会では、10打数8安打と猛打を見せた濱口 創久選手や、1年生ながら投手陣の柱となった奥村 俊馬選手、安定した打力でチームに貢献する小川将幹選手、先頭打者としての役割をしっかりと果たした細渕祥伸選手など、各選手がそれぞれの役割を果たし、ベスト8に輝いている。
そして春以降、活躍が期待できる選手も多くいる。不動の4番として活躍する木場真雄選手、最速138キロの速球を武器にする鈴木貫太郎投手、主将の玉置選手と二遊間を組む板谷晋輔選手、1年生ながらチーム一のパワーの持ち主である杉本 力也選手も楽しみな選手だ。
■秋の戦いとこの冬のトレーニング
印象的な試合として、玉置主将は昨秋の三重県大会1回戦の暁との一戦を挙げた。この試合を振り返ると、初回に3点を奪われ幸先の良くない出だしながら、2回裏、相賀 啓佑選手のソロホームランを反撃の口火とし、9対7でこの試合を制した。玉置主将は、「気の抜けない試合でとても緊張感がある試合だった」と振り返っている。
続く稲生戦も8対4で勝利をおさめ、準々決勝に進んだ皇學館だが、近大高専に1対10で敗戦。「技術やパワーの違いを思い知った」という玉置主将。しかしながら「ベスト4の壁の大きさを知れたので、この冬は全員のスタミナと筋力を強化し、個人の技術向上に励みます」と次の戦いを見据えている。
基礎体力と技術の向上をこの冬のテーマに掲げる皇學館。冬の名物トレーニングとして、選手たちが悲鳴を上げるメニューがこれだ。
・おんぶをしてダイヤモンド3周
・2人組の馬跳びでダイヤモンド3周
・手押し車(片足、両足)塁間3往復ずつ
・拍手腕立て 10回×3セット
・三角腕立て 10回×3セット
聞いているだけでも辛くなってくるようなメニュー。過酷な練習を乗り越えた皇学館の春の戦いに期待がかかる。
■冬の意気込み!
玉置主将はこの冬の意気込みについて、「全員で切磋琢磨してチーム力を上げ、春夏と結果を残して応援して頂いている方々に恩返しをしたいです」と力強く宣言した。
[page_break:課題はメンタル強化!]課題はメンタル強化!
玉置 大晟選手(皇學館高等学校)
ここからは、遊撃手の玉置 大晟主将と二塁手の板谷 晋輔副主将にお話を伺いました!
Q. この秋を振り返って、見つけた課題は何でしょうか?
玉置:筋力をはじめとして、守備、打撃、メンタル面において強化すべきだと思いました。
板谷:僕もメンタル面の弱さを感じました。
Q. それを受けて、この冬はどんな冬にしていきたいですか?
玉置:まずは「自分に勝つ」。そして春夏と相手に勝てるように絶対後悔しないようにやり切りたいです。
板谷:素振りやウエイトなどの基礎練習を積んで、力強いスイングができるように練習していきたいと思います。
Q. 野球をする上でモットーにしている好きな言葉は何ですか?
玉置:「日進月歩」です。
板谷:「親孝行」ですね。
板谷 晋輔選手(皇學館高等学校)
Q. 次に、このチームの好きなところや、負けてないところは何でしょうか?
玉置:団結して諦めない粘り強いチームであるところは他に負けません。
板谷:このチームの好きなところは、思いやりのある仲間がたくさんいることです。あと、ここぞというときの団結力は僕も他のチームに負けないと思います。
Q. 話を聞いていて団結力の高さが伝わってきました。では最後に、「自分はここまで成長するぞ!」というこの冬の熱い宣言をお願いします!
玉置:皇學館野球部だと胸を張って言える選手になり、甲子園出場の夢を果たします。
板谷:「気持ちの強い男」になります!
玉置 大晟選手、板谷 晋輔選手ありがとうございました!チームの軸としての活躍を期待しています!
集合写真(皇學館高等学校)
最後まで諦めないチームになってほしい
堀山 玄太監督に聞きました!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってからどんなテーマをもってチーム作りをしてきましたか?
基本的に、何気ない事を諦める行動が多くみられたので、どんなことでも諦めない気持ちと意識を大切にしてきました。
Q. 秋の大会の振り返りや、この冬のテーマは何でしょうか?
昨秋の大会では、チーム力および個人の実力の差を感じました。また、指導者の力量の差もすごく感じた大会でもありました。そのため、新チーム発足から行ってきた「最後まであきらめない気持ち」で選手と一緒にこの冬を頑張っていきたいと思います。相手に勝つよりもまず自分に勝てるように取り組んでいきます。
Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちにメッセージをお願いします。
1日1日悔いのないように、今を大切に頑張ること。
堀山 玄太監督、並びに皇學館高校野部の皆さまありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
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