大会3日目は重量打線・横浜が登場!第4試合は防御率0.00のエース同士の対決に注目!
大会3日目は重量打線・横浜が登場!第4試合は防御率0.00のエース同士の対決に注目!
左:鈴木昭汰(常総学院)、右:京山将弥(近江)
大会3日目を迎えた第98回高等学校野球選手権大会。大会3日目は4試合が行われる。これまで今大会注目の選手たちが多く登場する4試合の見所をチェック!
第1試合 市立尼崎(兵庫)vs八戸学院光星(青森)
エース・平林弘人は粘り強い投球が光る好右腕。またバックも平林をしっかりと盛り立て、準々決勝では報徳学園を破るなど、私学の強豪校に屈しない戦いができる。対する八戸学院光星は、田城 飛翔、益田 敦成など強打者が揃った打線は今大会でもトップレベル。機動力もあるので、一気に勢いに乗ると大量点が期待できそうだ。また三振が多く奪える本格派・櫻井一樹、投手陣のレベルも高い。盤石な戦いを見せていきたい。
第2試合 山梨学院(岐阜)vs長崎商(長崎)
超攻撃力型の山梨学院と確固たる守備力で勝ち上がってきた長崎商の対戦。山梨学院は滝沢虎太朗を中心に長打力のある選手が揃い、走者をためて一気に畳みかける。また投手力に不安があるだけに、序盤から攻撃を仕掛けていきたい。長崎商は県内の強力打線を抑えてきた自信がある。内外野ともに守備が堅く、エース・本田一政は打たせて取る投球でゲームメイク。山梨学院打線をどうかわしていくのか注目だ。
第3試合 東北(宮城)vs横浜(神奈川)
横浜は神奈川大会では、14本塁打を記録したように、甘く入れば簡単にスタンドにもっていく強力打線が最大のウリ。だが、本塁打を打っている割には攻撃が雑な点が目についた。東北の渡辺法聖はテークバックをしない投手として注目されているが、実際に見ると想像以上に合理的な体の使い方をしており、打ち難いだけではなく、球速も130キロ後半を計測するので、横浜からすれば序盤はかなり戸惑う投手に違いない。また守備も堅く、渡辺の投球がはまるとロースコアの試合が期待できそうだ。
一番の注目はエース対決。常総学院のエース・鈴木昭汰は、切れのある140キロ前後のストレートとキレのあるスライダーで勝負する好左腕。制球力も高く、防御率0.00と簡単には打てない。そして近江のエース・京山将弥も、最速145キロのストレートに加え、多彩な変化球で勝負する本格派右腕で、京山も防御率0.00と2人の実力をそのまま発揮すれば、1点を争う好勝負になりそうだ。常総学院は下位打順からでも点が取れるソツのなさがあること、近江は日替わりで活躍している選手が出ているのが強みで、意外な選手がヒーローになりそうだ。