背番号9が甲子園マウンドで躍動!東邦の全国制覇は松山仁彦の左腕にかかっている?!
背番号9が甲子園マウンドで躍動!東邦の全国制覇は松山仁彦の左腕にかかっている?!
松山仁彦(東邦)
優勝候補として期待される東邦。投打の中心である藤嶋 健人に注目されているが、全国制覇するために活躍しなければならない男がいる。その名は松山仁彦だ。
左スリークォーターから常時140キロ~140キロ中盤の速球を投げ込み、さらに曲りが鋭いスライダーを投げ込む投手だ。今年は全国的に見ても、左の好投手が多いが、ドラフト候補に挙がる左投手と比較をしても、実力はひけをとらない。全国舞台の実績が少ないだけなのだ。
昨秋の公式戦では、25.1回を投げて、36奪三振、防御率0.36と32校の主力投手でトップの成績だったのだ。そんな松山に対し、首脳陣は期待を寄せており、率いる森田監督に、昨年12月に取材したとき「藤嶋が投げなくても勝てる形になれば理想ですね」と語っていた。他の指導者の方に聞いても、「投手としての潜在能力は藤嶋より上ではないか?と思うピッチングを見せる時があるんですよ」と、全国制覇へ向けてのキーマンに挙がっている投手であった。
選抜では1試合登板に終わった松山。春季愛知県大会では、多くの試合で先発し実績を掴んだ松山は、夏の愛知大会でも4試合に登板し、16.1回を投げて、24奪三振と、2失点、四死球もわずかに2つと、安定感抜群のピッチングを見せている。東邦は愛知大会6試合戦ったが、エース藤嶋が準決勝で完封勝利、決勝戦(試合レポート)でも2失点完投勝利ができたのは、松山が序盤で活躍できたのも大きいだろう。
大会2日目の登場となった東邦。優勝するまでに6試合戦っていかなければならないが、松山の出番は十分にあるだろう。甲子園の舞台で成長した姿を見せ、東邦は藤嶋 健人だけではない!というのを見せてほしい。
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(文=河嶋 宗一)