お久しぶりです!甲子園に再びあのチームが帰ってくる!12地区決勝戦すべてプレイバック!
話題尽くし!12地区すべての決勝戦をおさらい!
平林 弘人 (市立尼崎)
本日は全国各地で12試合の決勝戦が行われた。まずは結果から振り返ろう!
【今日の決勝戦の結果】
▼三重大会
いなべ総合 10-4 津田学園 【イニングスコア】
東東京大会では、関東一が連覇を達成。27年ぶりの決勝進出を決めた東亜学園との対戦は、2対2のまま延長戦に突入。10回表に東亜学園が1点を勝ち越すも、関東一はその裏、一死二、三塁で村瀬 佑斗がタイムリーを放ち同点に追いつくと、森川 瑶平のサヨナラ打で4対3で勝利した。
関東一は今大会3度目のサヨナラ勝ち。なぜ、終盤に強いのかというと普段の実戦練習の方法にも、その秘密があるのだが、とはいえ、3度のサヨナラ勝ちはなかなかできるものではない。甲子園でも持ち前の勝負強さをぜひ見せてほしい。
また、センバツ優勝校の智辯学園も苦しみながら、甲子園出場を決めた。唯一、春夏連覇を手にできる権利を持ったチームとして、甲子園でも暴れまわってほしい。
■久しぶりの甲子園出場を果たしたのは?
兵庫大会優勝・市立尼崎 ≪33年ぶり2回目≫
岐阜大会優勝・中京 ≪14年ぶり5回目≫
宮城大会優勝・東北 ≪7年ぶり21回目≫
今夏、全国各地で強豪校が敗退していく一方で、今日は甲子園初出場のチームや久しぶりの甲子園出場が決まったチームが目立った。宮城大会の東北は、利府を破り、7年ぶりの甲子園への切符を手にした。ここ最近は仙台育英に覇権を奪われていた東北。非常に苦しい時期が続いた。それでも少しずつ力をつけていき、準決勝では延長戦の末、宿敵・仙台育英を破ったのだ。
また、兵庫大会の市立尼崎は 二季連続出場を狙う明石商を3対2で破り、実に33年ぶりの甲子園出場を決めた!市立尼崎を率いる竹本修監督は元プロ野球選手として有名だ。毎年、上位に勝ち進むことができるチームに育て上げているのは、選手の目線に立って指導することを大事にしているから。
就任当初は、「高校生だからこれぐらいできて当たり前」という感覚で指導していた時期もあったという。しかし、上手くいかないことに気付いた。その時、目線を下げて、ようやく選手と心の通った指導ができるようになった。
今年は、延長再試合も経験し、さらに準々決勝で報徳学園を破るなど、厳しいトーナメントを制しての甲子園出場となった。普段から周囲への気配り、心配りを欠かさない竹本監督を祝う声も多い。
そして優勝後に竹本監督の男泣きに思わずもらい泣きをしたファンも多かったのでは。甲子園での戦いぶりも楽しみだ。
さて、甲子園出場決定も、残すことあと4地区となった今夏の地区大会。最後の最後に、どんな展開が待っているのだろうか?!
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